ゴルフクラブってこんなにあるんだ!ゴルフクラブの全種類をわかりやすく解説|永久保存版

ゴルフ クラブ

ゴルフクラブ

ゴルフを始めるにもっとも重要な道具はクラブです。

ゴルフはじめたばかりの方に向けて

  • クラブの特長と使い方の基本
  • クラブの購入時の落とし穴
  • クラブの買い替えポイント
  • クラブの買い足し

全てのゴルフクラブの種類の特長と使い方について解説します。

どのぐらいの種類があるのか?どういう場面でどのクラブを使うの?そんな疑問を解決できたら嬉しいです。

1.ゴルフクラブは全部で6種類

ゴルフクラブは大きく分けて6種類あります。

  1. ドライバー(Driver)※ウッド系
  2. フェアウェイウッド(Fairway Wood)※ウッド系
  3. ユーティリティクラブ(Utility Club)またはハイブリッド(Hybrid)※ウッド系
  4. アイアン(Iron)
  5. ウェッジ(Wedge)
  6. パター(Putter)

それぞれの特徴を次項で詳しく解説していきます。

2.ドライバー(Driver)※ウッド系

ドライバーはゴルフクラブの中で最も長いクラブで、一番距離の出せるクラブです。

ティーショットに使用されます。

大きなヘッドと低いロフト角をもち、最もボールを遠くへ飛ばすことができるのが特徴です。

ロフト角は8度~11度・女性用では12度~14度になっています。

ドライバーがまっすぐ遠くまで飛んだときは快感なのでゴルフの楽しさをわかりやすく体験できるクラブでもあります。

ドライバーは、ウッド系と呼ばれます。理由は、昔ヘッドがパーシモン(柿の木)で作られていたため、今でもウッド系と呼ばれています。

ウッド系とただ呼ばれているだけで現在ではチタン製が主流、シャフトはカーボンシャフトで作られています。

3.フェアウェイウッド(Fairway Wood)※ウッド系

フェアウェイウッドは長射程のクラブで、フェアウェイやラフからのセカンドショット前半で使用されます。

フェアウェイウッドは一般的に4種類ありますが3ウッドや5ウッドが通常使用され、4本のうち1本〜3本を選択する人が多いです。

名称 別名 ロフト角
3番ウッド(3W) スプーン 13度〜15度
4番ウッド(4W) バフィ 15度〜17度
5番ウッド(5W) クリーク 17度〜19度
7番ウッド(7W) セブンウッド 20度〜22度

たまーに、9番ウッド・11番ウッド・13番ウッドのもっとロフト角の大きいものもありますが、レアです。

女性で『アイアンが苦手』という人は、ウッド系のクラブがとってもおすすめ。

4.ユーティリティ(Utility Club)またはハイブリッド(Hybrid)※ウッド系

ユーティリティは25年ほど前にロングアイアンに代わるクラブとして登場した新しいジャンルのクラブです。ハイブリットとも呼ばれます。

アイアンとフェアウェイウッドの中間の特徴を持つクラブで、難しいライからのちょっとや長いアプローチに使用されます。番手は通常3番から6番までがあります。

球が上がりやすく、いろんな場面で使用できる便利なクラブで、アマチュアには非常に扱いやすいクラブですが、最近は女子プロに限らず男子プロもセッティングに加えるケースも増えています。

フェアウェイウッドとアイアンとの関係で、1本ないし2本程度選択する人が多いです。

ユーティリティには一部スチールシャフトのものがあるので上級向けとして解説しておきます。

ウッド系ユーティリティの特徴

ウッド系はフェアウェイウッドに似たヘッドが大きめのクラブなので、ロングアイアンが苦手でフェアウェイウッドが得意な人におすすめです。

ロフト角は20度~27度ぐらいですがメーカーによってマチマチなので都度、確認してください。

アイアン系ユーティリティの特徴

アイアン系は後で説明するアイアンヘッドのソール(底部)を広く大きくした形状のクラブで、フェアウェイウッドよりアイアンが得意な人はこちらが向いています。

最近はモデルの数が少なくなっていて、ロフトはウッド系ユーティリティとほぼ同じです。

5.アイアン(Iron)

アイアンはウッド系とは違い、遠くに飛ばすことよりも狙ったところにボールを運ぶことを主目的としたクラブです。

フェアウェイからの短いアプローチやグリーン手前のショットに使用されます。

アイアンは昔からステンレスなどの鉄で作られていることからアイアンと呼ばれています。

命とも言えるヘッド部分の製造工程が2種類あるのが魅力のひとつと云えます

アイアンのヘッド部分

  • 鍛造(たんぞう)|古くから刃物や武具と同じ製造方法で金属をハンマー等で叩いて作ること。
  • 鋳造(ちゅうぞう)|金属を熱でとかし鋳型(いがた)に流し込んで器物を作ること。

特に日本では軟鉄鍛造(なんてつたんぞう)アイアンが打感もいいと評判がよく、愛好家も少なくありません。

個人の感性なので根拠はわかりませんが、伝統とも言える製造工程ですからね、技術は確かと云えます。

10年前は、よく3番からサンドウェッジSW)まで10本セットが普通でしたが、最近では一般的に5番(5I)からピッチングウェッジ(PW)までの6本をセットで販売されています。

番手は3番から9番まであり、番手が小さくなるほどロフトが増えます。

以下に代表的なアイアンヘッドの紹介をします。

メリット、デメリットというほどではないのですが、わかりやすいのであえて分けて解説してます。自分のレベル・目標・好みに合わせて選んでください。

マッスルバック

マッスルバックとはアイアンヘッドのバックフェースに厚みがあり、ヘッドが小さめの昔ながらの形状が特徴です。

マッスルバックのメリット 打感がいいことでプロや上級者に好まれているアイアンヘッド
マッスルバックのデメリット 操作性がいい反面、芯を外すと飛距離が大きく落ちたりするのでアベレージゴルファーには難しいですアイアンヘッドです

いつかはマッスルバックを使いたいというゴルファーも多く、憧れのアイアンヘッドです。

キャビティバック

キャビティバック(通称:キャビティアイアン)は、ヘッドの後方をえぐり取った形状になっていて、そのえぐり取った部分の重量をヘッドのソール部分などに配分することで重心位置を下げる設計になっています。

キャビティバックのメリット 多くのゴルファーが使用しているので使いやすいクラブヘットです。スイートスポットがマッスルバックに比べ広いので、ミスショットに強く、よりやさしく球を上げることができるようになっています。
キャビティバックのデメリット ポケットキャビティや中空キャビティと呼ばれる、ヘッド後方ソールに近い部分をより薄く削り取ったり、ヘッド内部を空間にした新しいキャビティアイアンもたくさん出てきているので、すぐ新しいものが気になってしまいます。

6.ウェッジ(Wedge)

ウェッジはグリーン近くやバンカーなどで使用するクラブですが、ゴルフのスコアを左右するとても大事なクラブです。

上級者やプロはウエッジの出来が勝負を左右するといっても過言ではありません。

ウェッジは奥が深く、ウッド系やアイアンよりも膨大な数のメーカーからデザインのものが製造され、ここでは語りつくせないほどなのですが、なるべくわかりやすく解説してみます。

ウェッジの種類は主に、ピッチングウェッジ・アプローチウェッジ・サンドウェッジ、ログウェッジがあります。

ピッチングウェッジ(PW)

主にグリーン周りや100ヤード゙前後の距離を打つクラブで、通常アイアンセットに入っているのでそれを使用してください。

最近のアイアンセットはロフトが立っているためロフト角は42度〜45度ぐらいのものが多いです。

アプローチウェッジ(AW)

主にグリーン周りに加え、80ヤードから90ヤード前後を打つクラブで、ロフト角は48度ぐらいから54度のクラブをこう呼びます。

その名の通り、グリーン近くでアプローチによく使用します。

最近はAWと呼ばず、ロフト角のまま50度とか52度とか呼ぶことが増えてきています。

サンドウェッジ(SW)

その名の通り、バンカーから出すためのクラブで、サンドウェッジにはバンスというヘッド後方の出っ張りが大きいのが特長です。

バンカーだけでなく60から70ヤード前後のフルショットに使用したり、グリーン周りのアプローチにもよく使用します。ロフト角は56度〜58度が一般的です。

ロブウエッジ(LW)

一般アマチュアゴルファーにはロブウェッジという言葉はあまり聞き慣れないかもしれませんが、ピンが近いときや砲台グリーンに球をふわっと上げて止めるようなロブショットを打つ時に使うクラブです。

通常あまり必要はありませんがコースによってはあれば便利です。

ロフト角は60度〜64度ぐらいのものです。

7.パター(Putter)

パターは、グリーン上でボールをカップインさせるためのクラブですが、ウェッジと同様スコアを作るために非常に大事なクラブです。

驚く人もいるかもしれませんが、スコアの半分近くはパターなのです

プロなどはこのパターの出来で生活が決まると言っても過言ではないので、毎日パターを替えるプロもいるぐらいです。

それぐらいパターは繊細なもので、シャフト長さの違いやネック、シャフトの位置、ヘッド形状、グリップの違いなどいろいろなものがあり一筋縄ではいきません。

ヒールトゥバランス型パター

通称ピン型、ブレード型と呼ばれるパターです。

細めのシャープなヘッドでフェースを開いて閉じる円弧を描くような打ち方をする人に向いているといわれています。

フェースバランス型パター

マレット、ネオマレットと呼ばれているパターがこれに該当します。半月形や台形などいろんな形の大型ヘッドで、まっすぐ引いてまっすぐ打つ人に向いていると言われます。

長尺(中尺)パター

通常パターは33インチから35インチが基本ですが、シャフトがそれより長いパターのことです。

パターのヘッド形状はさまざまです。

もともとアマチュアで使用している人は少ないですし、プロでもルールでアンカリング(胸でグリップを固定すること)が規制された関係で今は少なくなっています。

8.ゴルフクラブは何を基準に購入するべきか

ゴルフクラブを選ぶのに迷わない人っていないと思います。

時には、「いいや買っちゃえ!」ってなっちゃうんですが、結局そのクラブの特徴を理解していないと、そのあとスコアが下がってもなぜ下がったのかがわからないんですよね。

それはスコアが上がっても同じです。

理解していないクラブは購入を控えるべし

自分がそのクラブをラウンドでどのように使用するかを理解し、必要性を感じたら購入するのですが、自分自身で納得していないクラブは、基本購入せずに立ち止まるのをおすすめしたいです。

ゴルフクラブもそんなに安くはないですからね。

ゴルフクラブは、たくさんの種類・役割・形状があります。ひとつひとつ奥が深く、ゴルフを長年やっていても自分に合うのかどうなのかわからなくなることもしばしば。

だからクラブの知識をコツコツと深めておくとある日突然、答えが見つかることがあります。

すべてのクラブを打ちこなせる人はいません

それに、14本すべて自信をもって打ちこなせるという人もなかなかいません。

  • 練習して上達するにしたがってクラブを替えていく
  • 見た目カッコいいクラブをバッグに入れたい!

というのもゴルフの楽しみだし、醍醐味の一つです。

クラブへの探究心をやめないのもゴルフクラブ選びのポイントです。

予算の問題がある

ゴルフクラブは価格帯が広く上を見たらキリがありません。

予算にあったクラブの中から選ぶ事になりますので、選ぶには自分のスキル向上も比例して必要にはなります。初心者向け・中級者向け・上級者向けのクラブが存在します。

試打する

ゴルフクラブは試打をせずに購入するのはかなり冒険だと思います。

「良さそう」「前の型番は相性が良かった」など不明確な理由よりも、試打のデモデータは確実です。

まとめ

ゴルフクラブの種類をほぼ解説しました。自分が使うクラブの種類を決めたらそこからまた、どのメーカーにするか?を選択していく作業があります。ぜひいろんなクラブを試して楽しいゴルフライフを送ってください。

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