人間の身体には約360の関節があるそうでその中で身体の主な動きを作っていく関節の一つが足首と言われています。
ゴルフにおいて飛距離を伸ばすこととスイングを安定させるというのは大事な要素でが、アマチュアゴルファーのがこの両方を追い求めるのは現実はかなり難易度が高いです。
その中でも最低でもできることといえば、次項の3つだと言われています。
- 肩甲骨まわりの柔軟性
- 体幹の強さ
- 足首の柔軟性
そこでこの記事では足首の柔軟性と使い方について詳しく解説していきます。
1.ゴルフプレーで足首の高い柔軟性がもたらす5つのメリット
ゴルフプレーにおいて足首の柔軟性がどのぐらい大切なのかがわかるが具体的にどんなことに良いのかを解説していきます。
ゴルフは地面に足をつけたまま左右に動いたり、回転する運動なのでこの足首の柔軟性が高いとプレーで次項のようなメリットが考えられます。
- 手打ちが減る
- 傾斜地でのスイングの安定性
- アドレスの際に前傾姿勢がとりやすくなる
- スイングの重心の左右のブレが少なくなる
- フィニッシュでしっかり左足に乗れる
足首は前後・左右・回転とある程度自由に動くので「可動性関節」に分類されます。足首の柔軟性が高いとスイングの安定と飛距離のアップを期待する事ができそうです。
「下半身主導」「下半身で打て」など、そもそもゴルフは下半身が最重要と言われますが、その中でも地面を捉える足、足首の動きがとても大事になります。
個人的にはですが疲れにくくなるので、後半の15番ぐらいから疲れてスイングがおかしくなるということも回避できている気がします。
2.ゴルフプレーでは左足に注目
「ゴルフは左足が大切」と言われたことはありませんか。
これはなぜかというと、聞き手が右手の場合、ゴルフでのショットは左足体重に構えることが多く、フィニッシュにかけてほとんど左足に乗ってしまう、ということは言い過ぎではありません。だから左足が大切と言われるわけです。
ヒールアップとベタ足
ゴルフではテイクバックで左足かかとを上げることを「ヒールアップ」、逆にテイクバックはもちろんのことフィニッシュまでもあまり右足かかとを上げずに打つことを「ベタ足」と言いますが、それぞれメリットもデメリットも存在します。
①ヒールアップ|多少曲がりは許容するけど飛距離が欲しい人
ヒールアップはゴルフを始めたばかりの初心者や女性、飛距離を出したいシニアなどでよく見ることがあります。
- 捻転がしやすくなる
- 飛距離が伸びる
- 体重移動がしやすくなる
ヒールアップのデメリットもあるので癖にならない程度に上手に使ってみてください。
- オーバースイングになりやすい
- 上体が上下しやすい
- 打点が一定しない
身体が硬い人やスイングがまだしっかりしていない初心者にみられますが、一番のデメリットはスイングが安定しない、ということでしょう。
②ベタ足|初心者やスイングが不安定な人や方向性を重視する人
ベタ足は実践しているプロゴルファーもいますので一概には言えませんが、アマチュアにとって一番のデメリットは飛距離が落ちることでしょう。
ベタ足のメリットは次項です。
- 上下運動が減る
- ミート率が上がる
- 方向性がよくなる
ベタ足のデメリットを書きますがあえてアマチュアに向けてです。プロはベタ足でも飛距離が落ちなかったりします。
- 飛距離が落ちる
- 捻転がしにくい
- 手だけで打ちにいきやすい(手打ちになりやすい)
どちらも一長一短、そしてそれぞれのメリット・デメリットが相反関係にあるので、どちらがいいとは正直なところ言いにくいのですが、いずれにしても、どちらの使い方をするにしても足首の柔軟性を高めてスイングの土台の安定を追求することが大事です。
まとめ
ゴルフスイングを覚える時、どうしてもクラブを振ってボールを打つことが目的なので腕や上半身のことが先にきて、足首の柔軟性、使い方についてはあまり意識していない方も実際多いかもしれません。そういう私もそうでした。
でも長くゴルフをやっていればだんだんわかってくるのですが、いいショットは下半身の安定、足の柔軟性から生まれるものなのです。
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