「ゴルフの前日が眠れない」
翌日に控えたゴルフが楽しみで、興奮してなかなか寝つけないことってありませんか?焦れば焦るほど眠れなくなるその原因は、入眠困難と言います。
こうしたゴルフの前日になかなか寝付けない時の対処法についてですが、結論からいうと「今すぐ眠れる」というような即効性のある方法は、残念ながらありません。
ですが、安心して下さい、この記事の内容を日常生活の中でルーティン化してしまえば、ゴルフの前日だけではなく、日頃から質の高い睡眠時間を得ることができます。
しっかりと眠れれば心と体のコンディションが整い、ゴルフプレーに悪影響がないですよね。ゴルフの前日に眠れない原因と、快眠を得るためのおすすめの方法を解説していきます。
目次
1.ゴルフの前夜眠れない3つの理由
ゴルフ前日に眠れない原因はおおきく3つ考えられます。
眠れない理由①考え事をしてしまう
翌日のゴルフの事を考えてワクワクしだすと、脳が活動的になり眠れなくなります。ラウンド1発目のティーショットは、焦らず曲げないようにとか、新しいパターを早く試してみたいとか色々と考えているうちに、交感神経が働き始めるわけです。
例えば、仕事上で嫌なことがあったりして、心理的なストレスを抱えている状態も眠れない原因のひとつになります。
ストレスの原因を探し、その原因を解消したいと考えるうちに思考の連鎖が始まり、脳が意味のある思考と認識すると、その問題について考えなくてはいけないと思い、交感神経が働くためです。
眠れない理由②寝る環境が整っていない
部屋の温度や湿度、テレビの音や光、周りの騒音など睡眠をとる場所の環境も大きく影響します。
寝る直前までスマホやパソコン、テレビなどを見続けるとブルーライトの影響で眠りにくくなるというのは、もはや最近の常識となっていますね。
ブルーライトの強い光を浴びると、脳が昼だと判断して体内時計に作用し、睡眠を促すホルモンの分泌が抑えられるので眠れなくなるといわれています。
眠れない理由③刺激物の摂取
タバコやコーヒー、アルコールなどの刺激物を摂り過ぎるのも原因のひとつです。
タバコ
タバコに含まれるニコチンや、コーヒー、お茶などに含まれるカフェインを摂取すると、脳が快感をおぼえ活性化されてしまい、交感神経のスイッチが入ります。
お酒
適量のアルコールでリラックス効果を得るという方法もありますが、適量のコントロールが出来ないと、多くの場合眠れなくなるだけではなく、眠りが浅くなり、利尿作用などで中途覚醒を引き起こす原因にもなり、眠りの質まで低下させる原因となるのです。
アルコールは耐性がつきやすいので、同じ量で眠れなくなっていき、次第に摂取量が増えていくと、肝障害やアルコール依存症の原因にもなりかねません。
そうなってくると、ゴルフどころではなくなってしまいますので、長いスパンで考えても睡眠導入にアルコールを用いるのは得策ではないといえます。
以上が眠れなくなる原因としてあげられる主な原因です。では、ここからどうすれば眠りにつきやすくなるのか考えてみましょう。
2.眠りが良くなる3つの方法
ゴルフの前日までにやっておくべき眠りが良くなる3つの方法を紹介します。
今眠れないということに対処できる即効性をもった方法というのはないに等しいので「ゴルフの前日に」ではなく、「ゴルフの前日までに」という考え方で解説していきたいと思います。
方法①物理的な眠れるルーティンを行う
効果を得られる人にとっては、最も手軽で唯一即効性も期待できる方法が「体温・室温を下げる」「部屋を暗くする」など物理的な動作で眠れる環境を作り出すことです。
例えば
- 寝室の照明を暗くする
- 冷却ジェルシートなどで頭や目の周辺を冷やす
- メトロノームの音を小さめの音量で流す
- エアコンなどで湿度が高くならないようにする
- リビングのソファではなく、きちんと寝室の寝具で寝る
などがあげられます。
もちろん、これをゴルフの前日だけ徹底するのではなく、ルーティン化して毎日この環境で眠りにつくという習慣にすれば、効果は抜群です。
方法②心理的な眠れるルーティンを行う
気持ちの高揚やストレスを軽減する効果を狙った方法です。
30分から1時間ほどの時間をかけてストレッチ
体を解きほぐすリラックス効果だけではなく、ストレッチに集中することによって、余計な思考を除去する効果があります。
呼吸法でリラックス
様々な呼吸法が取り上げられていて、好みによりますが、基本的には深くゆっくりと息を吸ったり、吐いたりすることです。難しいやり方を実践しようとするよりも、毎日シンプルな方法から取り組んでいくほうが効果を得やすいようです。
連想ゲームで思考の連鎖をストップ
例えば、五十音順で「あ」から始まる単語をひとつずつイメージしていき、「い」「う」と続けていきます。
関連性のない言葉を連続してイメージすることにより、重要ではない作業を強制することによって、脳が休まなければいけないと判断して副交感神経が働きだすのが狙いです
方法③身体的な眠れるルーティンを行う
生活習慣を改善することで、効果を狙います。最も手間や時間を必要としますが、これらをルーティン化すれば、ゴルフだけではなく、健康的なライフスタイルまで手に入れることができるおすすめの方法です。
就寝3時間前に食事する
就寝前にラーメンや揚げ物など脂質の高いものを食べると、消化にするのに時間がかかり、「まだ働かないといけない」と脳が思いこんでしまい、睡眠を妨げてしまいます。
また、上述のように飲み物に含まれるカフェインやアルコールなどの、脳を刺激する成分にも注意が必要です。夕食は就寝の3時間前か最低でも2時間前に、さっぱりしたメニューを軽めに摂るといいでしょう。
就寝1時間前に入浴する
就寝の1時間以上前に、40℃くらいのお湯で15分以上浸かるようにすると効果的です。
人は体温が下がると眠くなるので、その性質を利用し深部体温を「意図的に」温めることによって、眠りにつきやすい体温まで下がりやすくします。
眠りにつきやすい体温に下がるまでの時間は90分前後なので、就寝時間に合わせて入浴する習慣を身に付けましょう。
早起きする
毎日の早起きは夜に眠りやすくなるだけではなく、自由な自分だけの時間が得られるなど相乗効果もあり、おすすめのルーティンといえます。故スティーブ・ジョブズ氏や柳井正氏など、早起きで有名な成功者をあげるときりがありません。
早起きしてもやることがないからと諦めるのではなく、録画したゴルフ番組のチェックやクラブのお手入れなど、仕事が終わってからやっていたことを、朝の時間にもってくることで早起きのルーティンを身に付けるきっかけにするのがポイントです。
まとめ
特にゴルフのような再現性がより結果に結び付くような競技なら、ルーティンの重要です。ですから、「ゴルフの前日に眠れない」という悩みは、ゴルフを通じてルーティンの大切さと同じような心構えだと改善されやすいと感じました。
寝不足ですとゴルフ中とても疲れやすかったりしてしまいます。しっかりした睡眠をとってゴルフを楽しんでください。
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