ゴルフでそれなりに上達してくると悩みだすのが「ひっかけ」「フック」「チーピン」など左へのミスです。
この左へのミスは練習場ではあまり出ないのに、コースへ行くと突然出る、出だすと止まらなくなる、というのもよく聞く話で、せっかくのゴルフが1日台無しになることもあるぐらい厄介なものです。
今回は、左にしかボールが飛ばない時にチェックする項目や改善方法についてまとめましたので参考にしてもらえれば幸いです。
目次
1.左に行く原因とチェックする6つのポイント
ボールが左へ行くのは、大きく分けて二つあってひとつは「ひっかけ」もう一つは「チーピン」です。
ボールが左にしか行かない原因は、「ひっかけ」と「チーピン」で微妙に違うところもありますが次の６つが主な原因。ドローボールを打つためには必要なテクニックも多いのですが、それが度を過ぎると「ひっかけ」や「チーピン」になることがあります。それぞれ思い当たることがないかセルフチェックしてみてください。
①グリップがフック（ストロング）すぎる
グリップがフック（ストロング）すぎるとインパクトでフェースが返りすぎ左に飛びます。
②インサイドアウト軌道が強すぎる
インサイドアウト軌道で振ることは悪いことではありません。ドローボールを打つためには必要な技術です。しかし、それが強くなりすぎるとフェースが返りすぎてしまい左に行きます。
③フェースローテーションをし過ぎる
右手（利き手）が強い人ほど、手でフェースローテーションをしがちですが、これが過ぎるとフェースが返りすぎ、掴まりすぎて左に行きます。
④ボールの位置が左すぎたり右すぎたりする
ボールの位置は個人差があり、なんとも言えない部分もありますが、左すぎるとフェースが返ってから当たるので左に飛びがちです。また逆に右に置きすぎる場合でも、インサイドアウト軌道が強くなってしまい左に飛ぶこともあるのです。
⑤アドレスが左を向いている
アドレスが左を向いているか、もしくは足はスクエアでも肩が左を向いていませんか。
練習場では出ないのに、コースで突然出る原因は一番これが多いではないか？と思います。広くて目に入る障害物も多いコースでまっすぐ立つのは難しいことです。
スタンスが左を向いていれば当然左に飛びますし、肩だけが左を向いていても、フェースがかぶってインパクトを迎えるので左に飛び出してしまうのです。
⑥身体(腰)の回転が止まる
これも実際のコースでよく出る原因となります。特にラウンド後半に疲れが出て左に行くことが多い人はこの原因の可能性大です。身体(腰)の回転が止まると手打ちの形なってしまい、フェースが返りすぎてしまい左に飛びます。
2.左にばかりボールが飛んでしまう時の5つの改善ポイント
左にしか行かない場合の改善方法についてアドバイスします。ラウンド中即効性のあるものと練習場で時間かけて改善させていくものがあります。
改善ポイント①グリップ
グリップについては、自分が思っている以上にウイーク（スクエアでも可）に握ってみることです。フェースの返りすぎを防ぎます。
改善ポイント②インサイドイン軌道を身に着ける
インサイドアウトが強すぎる場合は、フォローにかけてインにヘッドを出して行くイメージで振ると改善することがあります。インサイドアウトでなく、インサイドイン軌道を身に着けることです。
掴まったフェードボールが打てるようになり、左が怖くなくなります。フォローをインに出すときにフェースローテーションをしすぎないことも大切です。
改善ポイント③ボール位置を色々変えて試してみる
私の経験から言うと、ボール位置というのは個人差ありますのであとは練習場で上下左右、ボールを半個から1個動かしてみて自分が一番いい球が打てる場所を見つけることが大切です。
ボール半個位置を変えるだけで弾道が変わることもあります。
改善ポイント④アドレスはややオープンに構える
まっすぐ目標に向かって立つのは難しいことですが、目標に対してややオープンに構える、肩とスランスの向きを合わせるよう練習場で１球１球繰り返すことも大切です。
改善ポイント⑤とにかく身体（腰）を回転させる
ダウンスイングからフォローにかけてしっかり身体(腰)を回転させるようにしましょう。腕やクラブより先に腰を左に回す意識でスイングすることでフックを抑制できます。
まとめ
左にしか行かない人への原因と改善方法を解説しました。しかし、スイング軌道やスタンスは間違っていないので左に行くこともあります。その場合はだいたいつま先上がりか左足上がりの傾斜からのショットです。コース内では傾斜があり、完全フラットの場所はほぼありません。しっかりライを見極めること、そのライに合った打ち方を覚えることも曲がりを押さえるために必要なことです。
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