初めてのゴルフ場に行く時は、これまでの練習場と違って服装のマナーを知っておくことがビジネスマンとして大切。
ゴルフというスポーツにおいて服装は暗黙のルールのひとつ、最悪追い出されるということもあるようです。
ゴルフを知っている知人にあらかじめ相談を持ちかけたいところですが、ある程度のマナーは知っておきたいですよね。
はじめてのゴルフ場は、ベテランのゴルファーもいるので緊張してしまうもの。
早朝から服装に迷っていては遅刻のリスク、寒いシーズンや、悪天候といった考えられる悩みを網羅したテッパンコーディネート10パターンを、安心してプレーしたい方に捧げます。
プレーにもっとも集中できるテッパンコーディネートを提案していくので晴れやかなゴルフ場デビューを迎えてください。
目次
はじめに.ゴルフ場での服装マナーとは
ゴルフは、4人・3人・2人でコースを回るスポーツです。
ソロで楽しむというよりは仲間と一緒に楽しむスポーツなので服装のマナーを守ることは基本。
これから、はじめてのコンペ、はじめてのゴルフ場の方にとってまずきになるのが服装のルール。ゴルフは服装にルールがあるらしいってのはわかっていても見落としていたら嫌ですよね。
ゴルフ服装のマナーについてわかりやすく解説します。
服装マナーはゴルフ場によって異なる
国内には現在2000箇所弱ほどのゴルフ場がありますが、服装のルールはそれぞれのゴルフ場によって異なります。
まれですが、厳しいドレスコードの基準を満たしていないとクラブハウスにも入れないところもあるぐらいです。
まずは、自分が行くゴルフ場の服装のルールを知っておく必要があります。
ゴルフ場によって変わる服装のマナーを知る3つの方法
自分が行くゴルフ場の服装マナーを知るには3つの手段があります。
1.ゴルフ場のサイトで確認する
ゴルフ場のサイトでは、ほとんどが服装規定を公開しています。
例.【愛知県】葵カントリークラブの場合
服装規定|クラブハウス内:ジャケット着用、スニーカー不可、ジーパンNG
ラウンド中:丸首ティーシャツNG
シューズ指定|ソフトスパイク:可
メタルスパイク:可
スパイクレス:可 参照:http://aoi-cc.main.jp/rule.html例.【静岡県】 朝露カントリークラブの場合
ご来場時の際には夏期期間(7月~9月)を除き、上着(スーツ・ブレザー・ジャケット)の着用にご協力ください。
サンダル・クロックスでのご来場はご遠慮ください。
ジーンズでのご来場はご遠慮ください。
クラブハウス内では帽子・サンバイザーはおとりください。
プレー終了後、レストランやコンペルームをご利用の際はできる限り上着をご持参ください。
参照:http://www.asagiri.co.jp/611-2/
このように事細かく服装のルールの規制があります。ゴルフ場のサイト内で服装ルールのページが探しづらくなっているところが多く手間がかかるのが難点なのと、業務的に羅列している情報なので『実際どうなの?』と不安も残ります。
2.ゴルフ場に問い合わせして聞く
予約されているゴルフ場に問い合わせをすれば、服装規定の内容を教えてくれます。
基本的には『こう言った格好はダメです』と言った案内になるのでおすすめの服装まではアドバイスはくれないところがちょっと物足りなさを感じます。
3.同伴者に確認する
同伴者に聞くのが一番安心はしますが、あれやこれやと細かいところまで聞くのは気がひけるもの。
『襟付きのトップスで大丈夫』ぐらいの同伴者なら気軽に挑めるものですが、上司や取引先との接待が絡んでるビジネスゴルフなら最低限は自分で情報収集しなければなりません。
そんなビギナープレイヤーの悩みを解決すべく、次項では、ゴルフ場で絶対に恥をかかないテッパンな服装をまとめました。
ほとんどのゴルフ場で、ほぼ間違いなくこの服装で大丈夫です。
ゴルフ場へいく服装は大まかに3つに分けられます。
- クラブハウスまでの服装
- プレイ中の服装
- 帰宅する時の服装
最低、3つのシーンにあった適切な服装を知っておけば大丈夫なわけです。
事項では最低でも用意しておけば安心なコーディネートを具体的に提案していきます。
1.クラブハウスでのテッパン!準備すべき2パターンの服装
まずはクラブハウスでの服装を解説します。クラブハウスは服装規制に厳しいところと、割とゆるいところがあります。
パターン1|服装規制が厳しい時
- トップス:襟有り白シャツ
- ジャケット:黒または紺のジャケット
- パンツ:ベルト付きの白いパンツ
- シューズ:皮靴
ビジネスマンならば手持ちにあるであろうアイテムでコーディネートをまとめました。
練習場で、シューズを常にレンタルしてい方は、ゴルフ場デビューと同時にゴルフシューズは購入するのをお勧め、クラブハウスへ行くときは革靴が無難です。
季節によってはハーフパンツやポロシャツなども検討したいと思いますが、様々なプレイヤーがいるゴルフ場では、これが間違いないテッパンコーデネートです。
パターン2|服装規制が厳しくないとき
- トップス:襟付きのポロシャツ
- パンツ:ベルト付きの白いパンツ
- シューズ:革靴
服装に厳しくない、『ジャケットを着用しなくてもOK!』なゴルフ場も近年増えてきています。
ジャケット無しは、同期や友人などの目上の方がいない同士でのプレイならばこれでセーフ。
『ジャケットを持っていくかどうか迷う』なら、持って行くことをおすすめ。
トップスは襟付き以外は候補に入れないほうが間違いないです。
2.プレイ中のテッパン6パターン
さあ、いよいよプレイです。待ち合わせからロッカールームで着替える流れになります。
プレイ中の服装は、グリーン上で『かっこいい』上に『なんか上手そう』に見える安定のコーデネートを提案してみました。
同色系コーデネート
洋服のセンスがまったくない方でも外すことがほぼないのが同色系でまとめるコーデネートです。
同色とは、グラデーション上で近い色のことです。
黒の同色系
同色コーデネートとはファッションでは『ワントーンコーデ』という枠組みに入ります。
この組み合わせの最大のメリットは、『こなれた雰囲気』を醸し出せること。
カジュアル感もありつつ、スーツのようなドレス感も兼ね備えて、ゴルフスポーツにとても合います。
ちょっと難しいと感じる方は、その色のグラデーションの範囲の色をチョイスすると失敗がありません。
グレイの同色系
グレイはよく持っている洋服の色で、黒・白の王道のカラーととても相性がいいので使えます。
グレイを中心に、白か黒で合わせてもキメ過ぎない雰囲気になるのでどんなシーンにも無難です。
白の同色系
同色系のコーディネートのポイントは色素材が違いすぎないこと。
特に白は、素材によってその白さが変わります、少しお洒落上級向けです。
差し色系コーデネート
定番っぽいのは嫌だという方は差し色系のコーディネイトがおすすめ。
差し色系コーデネートのポイントは3色以上の色を使わないことです。
黒に赤の差し色
画像は、黒の全身コーデに赤のベルトが指し色になっています。
差し入れコーデは無意識にできている人も多いので、具体的なところをまとめておきます。
- 全身モノトーン(白・黒・グレイ・ベージュなど)に対してアクセント(=差し入れ)の色を入れます。差し入れは小物で行うことが多いです。
- 三色以上を使わないこと
白とピンクのコーデネート
ゴルフのファッション で原色が多いです。街では派手かな?と思ってもゴルフではちょうどいいぐらい。
なので男性もピンクをよく着ているのを見かけます。
ピンクは柔らかく優しい印象になるのでコミュニケーションを取ることが多いゴルフにはとてもぴったりな好印象なカラーです。
白と合わせてると爽やかなイメージに。
グレイと水色のコーデネート
イギリス元来のルールではトップスはパンツにインするのが流儀と言われますが、国内のゴルフ場でトップスを出していて注意されることはまずありません。
ゴルフウェアのファッションショーでの男性モデルもトップスを外に出していることが多いです。
トップスをインするインしない基準は、ダサい・かっこいいではなく、清潔感があるかどうかです。
Yシャツの場合はだらしなく見えてしまうのでインする方がおすすめです。
3.帰宅時は着替えが必要な理由
ラウンド終了後は、シャワーを浴びて再びロッカールームで着替えます。
コンペの場合はその後食事会なんかもあります。
プレイ中に汗をかいてしまう場合があるので基本は、着替えを準備しましょう。
帰りの車内で『汗臭い』と思われてはせっかくのプレイも台無しです。
- インナー
- 靴下
は最低限準備しておくと安心です。
コーデネートはしやすいが汗じみが目立ってしまう洋服の色は
- ベージュ色のチノパン
- グレイ色のトップス
です。所持している方も多いと思うので、その場合は帰宅時の着替えを用意しておくのが安心です。
4.経験者ゴルファーがやりがちな3大NG服装
いざ、ゴルフ場へ行ったらNGな服装だった、なんてことになったらとても悲しいですよね。
その後のプレイにも支障が出てしまいます。
なんどもゴルフ場利用はしているプレイヤーさんもやりがちなNGな服装があります、あらかじめ知っておいて失敗を回避しましょう。
NGな服装|ゴルフシューズ以外の靴
ゴルフ練習場ではレンタルできるのでついチェック項目から外れがちです。
- ストリートシューズ
- クロックス
- サンダル
基本のゴルフシューズは3種類あります。
- メタルスパイク|日本のほとんどのゴルフ場で芝が傷むという理由で禁止
- ソフトスパイク|ゴルフ場・足元が滑りやすい雨天時
- スパイクレス|ゴルフ場・練習場用
クラブハウスで履いた靴でグリーンを歩かない方が無難です。だいたいゴルフシューズは1万円代が妥当です。
NGな服装|迷彩柄
ゴルフ場にあまり印象の良くない柄というものがあります。
- 迷彩柄
- スカル柄
- アニマル柄
ファッション性はあるもののゴルフ業界ではあまり受け入れられていません。ゴルフバックや帽子なんかで某ブランドが採用しているケースもありますが、ゴルフブランドから出ている=ゴルフ場で使用しても問題ない、ではないことはよくあります。はじめはシンプルなものがいいでしょう。
ゴルフスポーツで愛されている柄といえば、
- チェック柄
- アーガイル柄
- ワンポイント柄
- ジャガー編みベスト
チェック柄やアーガイル柄は古くからゴルフウェアに採用されている柄なので無難です。
NGな服装|ハーフパンツの丈
男性のファッションでも主流であるハーフパンツスタイル。
これがゴルフ場ではNGなのか否かは一度は迷いますよね。
答えは、クレームはつかないがおすすめはしない。です。
ラウンドでのハーフパンツスタイルは涼しいですし、動きやすいです。
女性プレイヤーはショートパンツが人気です。実際はいて行ってもクレームはつきません。
ですがおすすめもしません。おすすめをしない理由は、複数あります。
- 露出度が上がるのでゴルフの品格を軽視しているようなイメージ
- 不快に感じるプレイヤーがいるかもしれない
- 日焼けする
- 虫に刺される
- カジュアルすぎる
- 草むらでの切り傷を回避できない
- プロゴルファーはまず履かない
- 靴下に迷う
ハーフパンツによっては、かなり短めなショートパンツのようなものも流行であります。
同伴する仲間の雰囲気との調和もあると思うのでメンツで判断するのをおすすめします。
5.冬ゴルフに動きやすいアウター2選
寒いシーズンでのラウンドプレイでは、これまで解説してきた服装だけでは寒さにたえられません。どのような防寒具を選ぶのが正解なのか2つのパターンに絞りました。
スイングの邪魔をしないダウンベスト
画像出典:ZOZOTOWN
冬ゴルフのダウンベストはスイングの調子を狂わせることなく暖かくプレーをすることができるのでおすすめです。プレー中熱くなれば脱いでも邪魔にならないのもいいですよね。
防水加工もあると小降りの雨の時も活用できますよ。
集中力を欠かない耳まで隠れるニット帽とネックウォーマー・手袋
気温が寒い上に早朝、さらに地方のゴルフ場の場合冬のゴルフはとくべつに寒いもの。
だからと言ってウェットやジャージはおすすめできません。耳・首・手の甲を守ることでかなり寒さから守ることができます。
6.カートに乗せておくバックの中身解説
ラウンドはカート移動になりますが、所持品は小さなカバンに入れておくことになります。
初心者が持っていてもいいアイテムを解説します。
緊張をほぐせるサングラス
トップアスリートの厳しいテストをクリアし完成したSPIRITシリーズ。19950円〜出典:IOMIC サングラス
打席に立つとどうしても緊張してうまくプレイできない時があります。
そんな時緊張をほぐしてくれるのがサングラス。
天候やシーズンもありますがファッションが目的ではなく、目の疲れや体の疲れも軽減。
眩しさや紫外線防止の観点から疲労を抑える効果が期待できます。
緊張に打ち勝ちたい方にとってはとっても便利。
汗拭き用タオル
ゴルフはハードな動きをするスポーツのイメージはないですが、プレイがはじまると、日陰がないのでかなり汗をかきます。
汗拭き用タオルは必需品なのですが首にかけたりはしないようにするのもルールのひとつ、カート内のバックに置いておきましょう。
ボールを入れるポーチ
ラウンドでは常に素早くプレイすることが求められます。
そのためゴルフボールを自分でいくつか持ち歩くのですが、専用のウェストポーチに入れておくことで時間のロスを回避することになります。
ポケットに入れておくという方も多いです。
スコアアプリ
出典:無料ゴルフ アプリGDO
ラウンド中にスマホを持ち歩いているプレイヤーがほとんど、写真や動画を撮っています。
さらにスコアもアプリでつけるのが便利です。カート移動の際にささっとスコアづけすると後方のプレイヤーを待たせることもありません。
7.しまった!服装を万が一間違ってしまった時の対処方法
もし、前日に準備ができなかったり、クラブハウスにそぐわない服装できてしまった時の対処方法は、クラブハウス内の売店である程度の服装やアイテムは購入することができます。
出費は増えてしまうものの対処としては十分。
まとめ
ジャージがNGなスポーツって、ゴルフ以外ないかもしれません。
襟付きでないといけないといえばラグビーですが、2015年のW杯から襟はプリントされたユニフォームが採用されています。
襟付き指定のスポーツは、上流階級であるスポーツの証なのですが、ラグビーのマナーが変化したようにゴルフの服装のマナーも変化するかもしれません。
ゴルフは精神的なメンタル重視のスポーツ。運動神経が悪くてもゴルフがメタンコにうまいというプレイヤーはたくさんいます。
メンタルを崩さない為にも服装を整えておくことは基本です。
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