アイアンの基本の打ち方ダウンブロー|最適な角度・正しい打ち方・おすすめの練習器具

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ゴルフスイング

アイアンはダウンブローで打つのが基本です。

ダウンブローで打つメリットは4つあり、ボールが捕まりやすく、強いスピンがかかりやすくピタッと止まるボールが出せる。さらに飛距離を出すことができます。

トータル的に力強い弾道になるので、風に負けないボールを生み出すことができます。

正しいダウンブローを確実に打てるようになるために、スイングの動きとダウンブローの時のクラブフェースの位置を理解していきましょう。

今回はアイアンの基本の打ち方であるダウンブローをはじめ、アッパーブロー・レベルブローの打ち方についても深掘りしていきます。

1.ダウンブローとは

アイアンのダウンブローとは、ダウンスイングとも呼ばれバックスイングからスイングの最上部を加えてボールに向かってクラブが降りてくる動きを言います。

クラブヘッドがボールを下から上に弾くような動きをすることをダウンブローと言い、ショットの安定性とボールのコントロールがしやすくなるのがメリットです。

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アイアンをダウンブローで打てば、ボールが芝の中に若干沈んでいても捉えやすくなりどのぐらいの弾道でどのぐらいの飛距離を打ちたいのかといったコントロールが非常にしやすいショットができます。

ボールを下から上に打つことで、クラブフェースがボールにしっかりとあたりスピンが発生しやすく、ボールが着地した後芝の上でピタッと止まりやすく、目標に向かって非常にボールコントロールしやすいショットです。

アッパーブロー

ダウンブローの逆の打ち方としてアッパーブローがあります。これはドライバーの基本の使う打ち方です。アッパーブローは、アッパーカットやアッパースイングとも言われています。

 

アッパーブロー

アッパーブローは、クラブが下から上に振られるスイングで、ドライバーやウッド系を使用するときの基本の打ち方です。アッパーブローはボールの上向きのスピンをかけやすく、高い弾道でのショットを生み出してくれます。

ドライバーショットで意図的にアッパーブローをかけることで、ボールを遠くまで飛ばす効果を狙えます。

レベルブロー

レベルブローとは、ダウンブローやアッパーブローよりも新しい言葉で、あまりメジャーではありません。

レベルブローはアイアンの打ち方の一つで、下から上に入るダウンブローに対し、クラブフェースがボールに対して水平に入るスイングのことをレベルブローと言います。

スイング軌道3種

レベルブローという打ち方が2022年ごろから注目されるようになったのは、アイアンクラブの進化が大きな理由です。それというのも、昔のアイアンよりも最近のアイアンの重心が変わったことが具体的な理由です。

極端な例としてですが、20年前(2004年)のアイアンと2024年のアイアンを比べるとしましょう。

劇的に進化したクラブテクノロジーとデザイン性によりかなり変わったと断言できます。最近のアイアンは、フェースを薄くしても硬化に作れることから、弾力性が高まり、ボールに対して高い初速を出せるようになりました。

フェース全体に至っては球速が一定に出せるようにかなり緻密に最適化された重心として設計されています。

アイアンの重心の位置

このことから、ダウンブローで打たなくとも、最も弾力性のあるフェースの真ん中すなわちボールに対して水平の位置で打つレベルブローで打つべきという論争が唱えられています。

新しいアイアンをご購入の方は、レインブローで打つアイアンショットの方がコントロールがしやすいかもしれません。最新のアイアンをお持ちの方は、今一度アイアンフェースの重心を調べてみてください。

2.ダウンブローを打つ3つのメリット

アイアンをダウンブローで打つにはメリットがいくつかあります。

ミスヒットの影響を受けにくい

ダウンブローで打つ最大のメリットは、多少のミスヒットをしてもボールが安定して飛ばせる特徴があります。これはクラブフェースがボールに対してダウンブローの角度で当たっているため予想外の方向に飛びにくいからです。

バンカーや深いラフからの打ち出しやすい

ダウンブローはバンカーショットや深いラフからのアプローチショットにも最適なスイング方法です。クラブが地面にやや下向きの角度を保つことから砂や草からのショットがボールを浮かせやすくなります。

高さのある弾道とボールのコントロールが簡単

ダウンブローで打つと、クラブヘッドがボールを下から上に振り上げる動きをするので、高い弾道を作りやすくボールに強いスピンもかかりやすいく空中を安定して飛び着地後も短い距離でピタッと止まりやすいので、ボールを狙った場所へ出しやすいです。

スピンが強くかかり多少の風にも負けない

ダウンブローで打つとボールに対してスピンがかけやすく、スピンが増加すると、ボールが着地後に早く止まるし、空中でも安定しています。さらに強い風が吹いても影響を受けにくいです。

アイアンではダウンブローを基本の打ち方として練習をしていきましょう。

3.正しいダウンブローを打つ重要なポイント

正しいダウンブローを打つにはスイングの基本ができていないといけません。安定してスイングが打てていることを前提に、ダウンブローを打つ重要なポイントを解説していきます。

スイングの基本的な要素や注意点を理解して、練習をしてください。初心者さんにもわかるように正しいダウンブローの打ち方を解説していきます。

ハンドファーストで打つ

正しいダウンブローはハンドファーストで打ちます。ハンドファーストとは手首を先行させてクラブヘッドを地面に向かって引き寄せます。右腕や右手首を使いヘッドスタートさせることが重要です。この時に体の重心は真っ直ぐキープしましょう。切り返しの時に体のラインを右に傾けたりしないように注意してください。

ハンドファーストインパクトは上級者向けのスキルなのでなかなか習得するのが難しいです。

ロフト角が立っている

ダウンブローはハンドファーストで打つに似ているのですが、正しいダウンブローのロフト角は、アドレスの時のロフトよりもインパクト時のロフトの方が立っています。

ダウンブローロフト角

そもそもロフト角とは、クラブフェースが水平面から傾いている角度を言います。例えば、7アイアンの場合のロフト角は30度から34度ほどです。

正しいダウンブローは必然的にロフトが立つということが理解できると思います。

ボールの下を通過するようなイメージ

ダウンブローを打つとき、クラブヘッドはボールの下を通過するようなイメージで振り下ろします。インパクト後は自然なフォロースルーをします。

4.正しいダウンブローを習得できるおすすめの練習器具

ダウンブローで最も重要なハンドファーストで打つことを正確に練習できるハンドファーストマスターがおすすめです。

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ハンドファーストマスターをおすすめできることは、まぐれで打ててしまいがちなハンドファーストインパクトを正しく打てるようになる点です。さまざまなインパクト練習器具の中で唯一無二。ただちょっとお値段が高いのが難点です。

まとめ

記事で読んでみるとわかりにくいのですが、ダウンブローは難易度が高いと感じるプレーヤーは多いから安心してください。難しいと感じている理由は、ダウンブローを覚えるにはある程度のゴルフスキルが必要だからです。具体的には正しいスイングをマスターしていることが大前提であることが難易度と上げています。

とりわけ初心者や週末ゴルファーにとっては、正しいスイングが打てるかがそもそも不安なのでダウンブローはとても難しいと感じると思います。正しいダウンブローを覚えるために、まずはスイングを完璧なものに仕上げましょう。

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