ゴルフのべた足とは、スイング中に地面に対して足の裏全体を完全につけたままスイングを行うことです。一般的にはべた足は、よくないプレーだと言われます。理由は、べた足でスイングすることで身体が前に傾きすぎてしまい、バランスが悪いうえに動きにも制限がかかってしまいます。ヘッドスピードやボールコントロールが悪い方向に影響があると言われているからです。
しかし、一時期韓国の女子プロゴルファー達がこぞってべた足をしてプレーしていたことで「スイングに安定感が増す」と言われ注目されたことがあります。
今回は、ゴルフにおいてのベタ足について解説していきます。
1.ゴルフのべた足とは
ゴルフスイングのインパクトからフォローまで右足かかとを上げないことをベタ足といいます。
基本的にはベタ足は良しとされていません。一度やってみると非常にわかりやすいんですが、ベタ足でスイングすると足の動きを制限してしまって、腰や体幹をおもいっきり回すことができません。
べた足で飛距離を出そうとすると、特別な練習が必要になります。変に習得してしまうと自分の得意のスイングを崩してしまうきっかけにもなってしまうので、慎重に覚えるかどうか検討してください。
一方で、ベタ足スイングにはメリットもあります。なくはないという表現の方が正しいかもしれません。ベタ足の良い点を次項で解説していきます。
2.韓国ゴルフでべた足が流行った理由
韓国女子プロの多くがベタ足でスイングをする姿が大会で見られました。この時こぞって行われていた打ち方が次項です。
- 肩幅の広さでスタンスを作る
- 膝を曲げない状態で前傾姿勢を保つ
- インパクトの瞬間まで右足のかかとをしっかりと地面につけておく
- フィニッシュの時は右足のかかとは上げる
ベタ足スイングをする韓国の女子プロはアンソンジュ選手やイ・ボミ選手、キムハヌル選手が注目されていました。
彼女達は、飛んで曲がらない飛距離と安定性、方向性のコントロールがしやすいという理由でべた足スイングを取り入れていました。YouTube検索で「べた足韓国」で彼女達の動画が上位にヒットしますのでぜひ参考に試聴してみてください。
ベタ足のメリットは、安定感が増し、バランスをとりやすいと言われています。特に初心者や安定性がないプレーヤーにとっては有利な練習方法なのかもしれません。
また、スイングの一貫性を保ちやすさもありスイングが定まらない、または、バランス感覚が強いプレーヤーならば試す価値があるかもしれません。
個人的に打ちっぱなしで試したことがあるのですが、飛距離が出るかと言われますと、出ませんでしたので、試してみるのはいいかもしれません。
3.べた足を治す方法
ベタ足でスイングが安定しているならば、特に治した方がいいとは思いません。うまくいっているスイングを無理に治すとスイングが崩れてしまうリスクの方が危ないですからね。ここでは悪い意味でベタ足が自分のプレーに関係していたりベタ足を治すことでメリットが多い場合はぜひ試してみてください。
ストレッチを充分に行う
ストレッチをしっかり行い柔軟性を出した上で、右足の感覚が意識できるようにしましょう。特に下半身のストレッチをしっかり行ってスイング練習に挑んでください。
正しいスタンスで右足を意識する練習
ベタ足スイングは練習を積み重ねて治しましょう。自分のベストプレーが出せるスイングの落とし所はどこなのか探っていきましょう。自分のスイングの動画を録画してしっかり毎回フィードバックをしてください。ベタ足の癖を改善できます。
プロからアドバイスを受ける
どうしてもベタ足スイングを治したくて、なかなか自分では治すことができない場合は、信頼できるインストラクターにアドバイスを求めてください。第3者からのアドバイスだと自分に入る場合もあります。
ゴルフスイングでベタ足を選択するかどうかは、プレースタイルによって変わるので、一概に全員にメリットがあるとは言えませんが、ベストなプレーができれば手段はなんでも良いとは個人的には思います。
まとめ
ベタ足?そんなのダメダメ。という人も中に入ると思います。確かにゴルフプレーは一般的に最善の方法がある程度あったりはします。しかしベタ足はメリットもあるので、一概に全否定はできないかなと思います。実際女子プロが使っていますから、相性が良い方が使えばものにできると思います。
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