フェアウェイウッドとユーティリティの組み合わせってわかりにくいですよね。
何も考えず5番ウッドと3番ユーティリティを購入したけど、どちらも打てる飛距離が同じぐらいなので2本購入した意味がない、なんてことはアマチュアゴルファーには良くある悩みです。
この記事では、そんな悩めるアマチュアゴルファーのために、フェアウェイウッドとユーティリティを最大限に生かせる組み合わせについて解説していきます。
この記事を最後まで読めば、フェアウェイウッドとユーティリティの特徴や打てる飛距離、おすすめの組み合わせまで知ることができますよ。
ゴルフクラブの組み合わせが理解できると、長いショートホールでもロングホールの2打目でもフェアウェイウッドとユーティリティ、どっちを打とう?なんて困ることがなくなります!
目次
1.フェアウェイウッドとユーティリティの特徴
フェアウェイウッドとユーティリティは両者とも、長い距離を飛ばすことができるクラブですが、それぞれの特徴や使い方に違いがあります。
フェアウェイウッド(Fairway Wood)の特徴
フェアウェイウッドは芝の上からでは、もっとも飛距離が出せるゴルフクラブで通常3番ウッドや5番ウッドと呼ばれます。
長いシャフトと大きなヘッドを持ち、フェアウェイ(芝生の広い打ち出しエリア)からのショットに使用されます。
フェアウェイウッドは長い飛距離を出しやすく、初心者から上級者まで幅広いゴルファーに利用されます。球筋は高弾道でダフリにも強いというのも特徴です。
画像はTAYLOR MADE(テーラーメイド) SIM2MAX(シム ツーマックス) フェアウェイウッド
フェアウェイウッドは1番から9番までありますが、3番ウッド、5番ウッド、7番ウッドがもっとも多く使用されています。
シニアの方や女性では9番ウッドも人気です。
ユーティリティ(Utility)の特徴
ユーティリティは、フェアウェイウッドとアイアンの中間に位置するクラブで、ユーティリティクラブとも呼ばれます。
一般的には2番、3番、4番などの番手があります。
ユーティリティは、フェアウェイウッドよりも短いシャフトとより小さなヘッドを持ち、難しいライ(ボールの位置)やラフ(高い草地)からのショットや、フェアウェイウッドよりも制御性を求めるショットに使用されます。
フェアウェイウッドよりクラブの長さが短いため、飛距離は出せませんが、そのぶんアイアンのように操作性が優れていてボールに当てやすいというメリットがあります。
画像は、[ピン] ゴルフクラブ ユーティリティ メンズ G430 ハイブリッド HB UT シャフト ALTA J CB BLACK G430 HB UT
球筋は中弾道で、ディポットや芝の薄いところなど少々ライが悪いところからでも打てるのも特徴です。
フェアウェイウッドはフェアウェイからのショットやティーショットに使用され、一般的には3番ウッドや5番ウッドが使われます。
一方、ユーティリティはフェアウェイウッドよりもコントロール性が求められるショットや特殊なシチュエーションに使用されます。
2.フェアウェイウッド派orユーティリティ派?見分ける方法
あなたはフェアウェイウッドとユーティリティとではどちらが得意なクラブですか?
フェアウェイウッドとユーティリティの組み合わせを最大限にするには、まずはあなたがどちらのクラブの方が得意なのかを知るところから始めます。
あなたがプロのようなスイングができる上級者ならばフェアウェイウッドとユーティリティを均等に組み合わせるのをおすすめします。
ですが、まだそこまで自信のないアマチュアゴルファーならばスイングにクセによって何かしらクラブごとの得意不得意があるはずです。
キャディバッグに不得意なクラブを入れておいても使用しませんよね。自分の得意不得意のクラブを見極めて、正しい組み合わせにしましょう。
あなたがフェアウェイウッド派なのかユーティリティ派なのか次項で見分けていきましょう。
特に得意なクラブがドライバーならばフェアウェイウッド向き
ドライバーショットが得意な人は、フェアウェイウッドを多めにした組み合わせがおすすめです。
ドライバーが得意な人は払い打つようなスイングが得意ということです。フェアウェイウッドもドライバーと同様に、払い打つようにしてミートしていくのが理想的です。飛距離が出せない人やシニアの人もフェアウェイウッドを中心とした組み合わせにしましょう。
フェアウェイウッドは少ない力でも飛距離がだせるクラブなので、フェアウェイウッドを多めに入れておくと安心ですよ。
ドライバーが苦手でアイアンの方が得意ならユーティリティ向き
アイアンが得意な人はユーティリティを多めにした組み合わせにしましょう。
ユーティリティはアイアンのように、ダウンブローでミートするのが理想的です。
アイアンが得意、もしくはドライバーが苦手な人は、アイアンのように気持ちよく振れるユーティリティを多めにした組み合わせにするといいでしょう。
3.フェアウェイウッド・ユーティリティの飛距離一覧
フェアウェイウッドとユーティリティで打てる飛距離をまとめて表にしてみました。
自分が打ちたい飛距離が打てるクラブ選びの参考にしてください。
フェアウェイウッド飛距離一覧
クラブ (番手) | 非力な人 | 普通の人 | パワーのある人 |
1W | 200y | 230y | 260y |
3W | 180y | 215y | 235y |
5W | 170y | 195y | 210y |
7W | 160y | 180y | 195y |
ユーティリティ飛距離一覧
クラブ (ロフト角) | 非力な人 | 普通の人 | 力がある人 |
3番UT (18°) | 170y | 200y | 210y |
4番UT (20°〜21°) | 150y | 180y | 190y |
5番UT (23°〜24°) | 140y | 170y | 180y |
6番UT (25°〜26°) | 130y | 160y | 170y |
4.一般的な組み合わせ
基本的に3番ウッド、5番ウッド、ロフト角が22°〜24°の5番ユーティリティの組み合わせが一般的です。
それぞれのクラブで打てる飛距離が被っていないので、理想的な組み合わせといえます。アマチュアゴルファーはこの組み合わせを基本と考えましょう。
クラブ | 飛距離 |
ドライバー | 230ヤード |
3番ウッド | 215ヤード |
5番ウッド | 195ヤード |
5番ユーティリティ(ロフト角24°) | 170ヤード |
5番アイアン | 160ヤード |
5.最大限に生かせる組み合わせ
実際にフェアウェイウッドとユーティリティを最大限に生かせるおすすめの組み合わせを紹介します。組み合わせが良ければスコアアップへつなげることができます。
ここではアマチュアゴルファーの平均である、ドライバーの飛距離が230ヤード、5番アイアンで160ヤード打てることを想定して考えてみます。
フェアウェイウッドとユーティリティに求められるのは、アイアンで出せない距離が打てることです。なのでドライバーの飛距離とアイアンの飛距離の間である、160ヤード〜230ヤードが打てるクラブを考えましょう。
クラブ | 飛距離 |
ドライバー | 230ヤード |
3番 | 210ヤードぐらい |
5番 | 190ヤードぐらい |
7番 | 170〜180ヤードぐらい |
5番アイアン | 160ヤード |
上の表で考えると210ヤード、190ヤード、170〜180ヤード当たりが打てるクラブがあればラウンドでも有効に使えますね。
6.フェアウェイウッドが得意な人のおすすめの組み合わせ
フェアウェイウッドが得意な人は、3番ウッド、5番ウッド、7番ウッドをメインに使用して、ロフト角24°〜26°のユーティリティを組み合わせがおすすめです。
ウッドだけでも構いませんが、フェアウェイウッドは傾斜がきつかったり、ライが悪かったりすると打ちづらい、というデメリットがあります。
それを補うためのユーティリティを1本でも入れておくと、有効な組み合わせとなります。
クラブ | 飛距離 |
ドライバー | 230ヤード |
3番ウッド | 215ヤード |
5番ウッド | 195ヤード |
7番ウッド | 180ヤード |
5番ユーティリティ(ロフト角24°) | 170ヤード |
5番アイアン | 160ヤード |
7.ユーティリティが得意な人のおすすめの組み合わせ
ユーティリティが得意な人は、3番ウッド、3番ユーティリティ、5番ユーティリティの組み合わせがおすすめです。ロフト角18°の3番ウッドで200ヤードの距離が出せない人は、5番ウッドを追加すると万全でしょう。
クラブ | 飛距離 |
ドライバー | 230ヤード |
3番ウッド | 215ヤード |
3番ユーティリティ(ロフト角18°) | 200ヤード |
5番ユーティリティ(ロフト角24°) | 170ヤード |
5番アイアン | 160ヤード |
まとめ
フェアウェイウッドとユーティリティの組み合わせは、それぞれのクラブの特徴を理解して、自分にあっているクラブを多めに組み合わせることが重要です。この記事があなたのお役に立てれば幸いです。
コメント