早く100を切りたい人が一生懸命やりたいことはドライバー練習だったりします。もちろんOK!ドライバーも100切りには重要な要素です。
初級ゴルファーにおすすめなのはパターの打ち方を一度見直すことです。なぜならスコアを縮めるのに最も効果があるのはグリーン上でのパット数を減らすことだからです。なので今回は、100切りに少しでも近づくためのパット数の減らすためのポイントを解説しますのでぜひ参考にしてください。
目次
1.パット数を減らすことが100切りへの近道になる理由
はじめに100切りを達成するために考えていきましょう。
ドライバーよりもパターの方が使用率が高い
あなたのスコアの中でラウンド中一番使うクラブはパターではありませんか。パターは、スコアの約4割を占めています。あまり言われていないのはやはりドライバーにくらべてパターの地味さにあるかもしれません。
要は、地味なパターショットを改善できればスコアアップに直結するのです。ドライバーの修正よりスキル的にも難しすぎるというわけでもないので初級者さんにおすすめできるわけです。
もっと解説すると、例えばOBを連発したり、アイアンが曲がって、バンカーで何発も打ち直ししてスコアが上がらない人もいますよね。だとしても、100切りできない人は1ラウンドでだいたい45パットないし50パットもしている人も少なくありません。極端な話、全ホール3パットしたら54パットです。
例えば全ホール2パットなら?
中にはグリーンを行ったり来たり、3パットは当然、4パットもザラ、という人もいるでしょう。これを30パット台せめて全ホール2パットの36パットに抑えることができれば約20パットも減らせることになりますよね。少なくともパターが良くなれば最低でも10打は減らせるとイメージできるのですがなんだか出来そうな気がしませんか。
これなら平均105~115ぐらいでもうちょっとで100を切れず悔しい思いをしているゴルファーならば100を切るに近づくことができますよね。
2.初心者に多いパットのミスは距離感である理由
パターは初心者ゴルファーさんにとってはまだ難しさを感じると思うのですが、早めに練習時間を増やして経験を積むと結果に結びやすいクラブだと感じます。パターによくあるミスしてしまうポイントは次項の4点ですので自分のフォームと照らし合わせてみてください。
- 距離感が合っていない
- 芯で打てていない
- 傾斜が読めていない
- 短いパットが決めきれない(これは上級者でもあるあるですが)
この中で筆者(ゴルフ歴30年以上)が思う、これを克服すると一番パット数を減らせるミスは距離感です。
だって距離感が合っていれば方向性が少し間違ったり、傾斜を多少読めなくても極端にオーバーやショートしないので3パットの危険性は大きく減ります。(経験談)
もっと早く気がついていれば!と、100切りをめざしていた当時感じていたので大きめに書きました。
3.初心者におすすめなパターの握り方構え方ポイント
パターの基本の打ち方を思い返していきましょう。
【おさらい】パターの打ち方の基本
パターの打ち方の基本とかきましたが、経験を積むとわかるのですがパターについては万人共通の正しい打ち方は存在しません。人それぞれ、千差万別かと思います、ここでの基本はほとんどの人がしている動作の平均だと考えていただけるとありがたいです。
スタンスのとり方
パターを振るときは、フィートを肩幅に開き、左足をやや前に出し、体重を左足に乗せます(右利きの場合)。このスタンスで、ボールと目標のラインを直線上にします。
グリップのとり方
パターのグリップは、手のひらを上にして、左手の人差し指と親指でシャフトを握り、右手は軽く乗せます。手首は固定して、腕だけで振るようにします。
ストロークの打ち方
パターのストロークは、腕を軽く動かして、手首を固定した状態で、バックスイングとフォロースルーの長さを揃えるようにします。パターは軽く振り、ボールに対して直線的に打ちます。
フォロースルー
打った後は、軽く手首を折り、フォロースルーをします。左手の手のひらが上を向くようにすると、ヘッドが正しい方向を向くようになります。
以上が基本的なパターの打ち方ですが、個人的な感覚やスイングのスピード、グリーンの傾斜や速度などによって微調整が必要になる場合があります。練習を重ねて、自分に合った打ち方を見つけていくようになっていきます。パターについては万人共通の正しい打ち方は存在しません。人それぞれ、千差万別ということを頭においてください。
ここがポイント!スコアを縮めるパターの握り方・構え方
では初心者さんが3パット4パット撲滅、スコアを10打縮めるパターの握り方、構え方のポイントを解説していきます。
point①距離感を合わせる
パット数を劇的に減らすためには距離感を合わせること、と言いました。打ち方は人それぞれあるのですが私はテイクバックの大きさで調整することを推奨します。
パンチを入れる、というかインパクトの強さで距離感を出そうとしている人もいますが、初心者はテイクバックの大きさと同じフォローを出すイメージで距離感を合わせてみてください。また登りラインは実際のカップの向こう側に、下りはカップの手前側に仮想カップを想定して打つこともおすすめです。
point②グリップ
グリップも人それぞれですが、フォローで右手で押せるグリップをおすすめします。あくまでも私の経験上、しっかり右手で押せることで芯で打てるようになりますし、方向性もよくなります。ショートしがちの人にも合うと思います。
point③ボールの位置を再確認
スタンスを取ったときのボールの位置が一定していない人が多いです。これも私のイメージですが、左目の位置にボールを持ってそのまま真下に落としてみてください。ボールの落ちた場所があなたにあったパターのボール位置の可能性が高いです。
point④スタンスはまっすぐでなくていい
カップに対して両足をまっすぐ構えるのが普通と言われますが、私はそうは思いません。スタンスはオープンでもクローズでもいいので自分が気持ちよくストロークできる構えであればいいです。大事なのはパターフェースの向きです。スタンスよりもフェースをまっすぐカップに合わせることのほうがずっと重要です。
point⑤パターヘッドはネオマレットがおすすめ
初心者でもスコッティキャメロンのような高級ピン型パターを使っている人がいますが、初心者・初級者はネオマレット(ヘッドの大きいマレット型)のパターヘッドがおすすめです。ピン型に比べ、ミスヒット(特にショートパット)が減ると思います。なお、芯で打つためにもセンターシャフトは難しいので止めましょう。
4.家でもできるパターの練習
パターの練習は自宅でできてしまうのもおすすめ理由のひとつです。
ショットの練習は練習場やコースに行かないとなかなかできませんしお金もかかります。首都圏では1球20円を超える練習場もザラで週一回通ってもかなりの費用がかかりますが、パターの練習は家でもできますからお金はほとんどかかりません。お金がかかるものといえばゴルフショップやネットでパターマットを購入するだけですし、家のカーペットを使えばタダです。
家では長い距離の練習は難しいですのでまっすぐ転がす練習、タッチの練習を主にやってください。ほとんどお金がかからずスコアが10打以上も減らすことができればこんな効率的なことはありません。ぜひトライしてみてください。
まとめ
パターには「形無し」と言われ決まったものはありません。パターは一番個人差が出るところですからこれでなきゃダメ、とか思わずに自分が気持ちよくストロークできるグリップ、スタンス、ボールの位置などを早く見つけたもの勝ちだと考えます。ただ、パターはゴルフを長くやっていると、不思議と定期的に好調の波が出てきます。私も長年パターに悩んでいる一人ですが、たぶん永遠にマスターすることがないのもゴルフであり、パターなのかもしれません。
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