絶対に右に打ちたくない!そのためのインサイドアウト効果的な練習方法

Golf Swing Inside Out

ゴルフスイング

「スライスを直したいときはインサイドアウトで打て」と言われませんか?

このようにスライスを撲滅するために「インサイドアウト」軌道を意識して練習している人も多いと思います。

『インサイドアウトの原因が勘違い、思い込みだった』という人が多いです。はて、自分のスイングとは?いざ考えるとわからないものです。

そこで今回は、

  • インサイドアウトのメリット・デメリット
  • 正しいインサイドアウトの使い方

など、なかなか答えにくいことについて解説していきます。

1.インサイドアウトとは

インサイドアウトとは、スイングを上から見て、クラブヘッドが内側から入ってきてアウトサイドへ抜けていくスイング軌道です。

『インサイドアウト』とは、自分自身が地面に書いた時計の真ん中にいる、として、3時より下方向から入ってきて、9時より上方向に抜けていく、イメージです。

Inside Out

インサイドアウトの逆のスイング軌道が『アウトサイドイン』です。

ゴルフ アウトインサイド

ちなみに、インサイドインを時計で表すと3時より下から入ってきて、9時より下に抜けるイメージです。

インサイドイン

インサイドアウトやアウトサイドインは身体の歪みや振りの癖などから無意識にどちらかに偏ってしまっています。『自分がどちらに振ってしまっているかわからない』という無自覚なプレーヤーも多いです。

活用するには、スライスばかりになってしまう時にインサイドアウトを意識して打ってみましょう。

2.インサイドアウトでスライスが直ると言われる理由

インサイドアウト軌道でのメリットは、

  • しっかりボールを捉まえたインパクトができる
  • スピン量が減ってドロー回転がかかり結果飛距離が伸びる

これが初心者初級者にありがちなスライスを直すことができると言われる理由なのです。


出典:Top Speed Golf – Clay Ballard
ゴルフスイングインサイドアウトドリル-簡単で効果的
(画面右下の「設定」>「日本語」で日本語字幕で見ることができます
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ここで初心者の方に向けて簡単で効果的なインサイドアウトドリルについて解説します。動画を日本語字幕にすると具体的な解説とともに動作を見ることができます。

step①フェース面を下に閉じる
インサイドアウトで打つには、フェース面を下に閉じる必要があります。
ボールを打つ前にイメージトレーニングとして必ず素振りをしましょう。
インパクト後のクラブは地面と平行で止め、この時フェース面が閉じているかを確認しましょう。
フェース面が閉じていなければ素振りを何回かして確認しましょう。
このフェース面リリースに慣れる必要がああるからです。
step②フェースをドリルする
ダウンスイング時にクラブが地面と平行である時フェース面を転がします。
これを『ドリルする』といいます。
あなたは右に絶対に打ちたくないので、それを埋めるためにドリルします。早く実現するために誇張した練習です。
ダウンブローの時はクラブシャフトは浅く入れます。

3.意識しすぎたインサイドアウトは逆にスライスする

極端な「インサイドアウト」になると、ボールに左回転がかかり、「インサイドアウト」に振っているつもりなのにスライスする場合もありますので注意が必要です。

逆に「インサイドイン」軌道が強すぎる場合、フックやチーピンが出る危険性もあり、しっかり球筋をコントロールできることが大切になってきます。まだインサイドアウトが身についていないという現れです。

頭で理解した動きが繰り出せるまで練習を頑張っていきましょう!

4.インサイドアウトで振る5つのポイント

インサイドアウトでスイングするために意識した方がいいポイントを解説します。

①グリップはフックグリップ

インサイドアウトのポイントはグリップを握る力の程度です。

グリップはフック(ストロング)グリップにするほうが力強くしっかり振れます。またグリップ圧はあまり強くしないで、主に左手の中指、薬指、小指だけしっかり握るイメージで全体的には軽く握りましょう。

フックやチーピンが出る場合はフックグリップの度合いが強すぎる場合があるので、調整してください。(このあたり個人差があり微妙なのです)

②ボールの位置は右

ドライバーだと「左かかと線上」とよく言われるので左側に置いている人が多いと思いますが、インサイドアウトで振る場合は、それよりボール1個ぐらい右に置いたほうが振りやすいと思います。

③アドレス

アドレスは右足を引いてややクローズに構えたほうが、インサイドアウトに振りやすいです。

初めは誇張してスイングを身につけていきましょう。

④テイクバックはアウトサイドへ上げる

「アウトサイドへ上げる」、というと特にスライスで悩んでいる人ほど「え?それではアウトサイドインになるんでは?」と思う人も多いと思います。しかし実はその逆でアウトサイドへ意識して上げたほうが、ダウンスイングではインから下りてきやすいです。

最初は戸惑うと思いますが、トップからループして下ろしていくようなイメージを持てばいいと思います。スイング軌道で「無限大∞」の文字を書くイメージです。

⑤ビハインドザボールのイメージ

言い古された言葉ですが「頭をボールの右側に置いたままインパクトする」意識でスイングします。インパクトからフォローにかけてクラブヘッドを左前方に放り出す感覚で振るといいでしょう。

まとめ

「インサイドアウト」軌道を意識しすぎた結果、スライスは直ったけど、今度はフックやチーピンが出まくるようになったという悩みを持った人もたくさんおられるでしょう。ゴルフは本当に難しいです。

しかしスライスとフックが出るメカニズムを理解した上にストレートボール、ドロー、フェードがあるのです。少しずつ前に進んでいると思って地道に練習をしてみてください。

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