今年の国内女子ゴルフツアーも例年通り3月のダイキンオーキッドから開幕しました。毎年新しいヒロインが生まれる女子ツアーなので今年も今から待ち遠しかったですね。
世代交代が目覚ましくわずか3、4年前にツアーを席巻した黄金世代よりもさらに若手が台頭し、昨年はプロテストに合格したばかりのルーキー、川崎春花選手がいきなり最年少で日本女子プロ選手権を制するなどどんどん素晴らしい若手女子ゴルファーが誕生しています。はたして今年はどんなシンデレラが誕生してくれるのか。
正直申し上げると国内女子ツアーは群雄割拠、百花繚乱で期待したいゴルファーが多すぎて困ります。ゴルフ好きの皆さんもそれぞれ推しメン女子プロがいるのではないでしょうか。ここでは私の勝手な応援と期待を込めて、今年こそ初優勝が期待される若手ゴルファーを厳選してご紹介したいと思います。
目次
もう2位はゴメン誰よりも初優勝が待たれる菅沼奈々選手
今年こそ!いまもっとも初優勝に近いと思える選手が菅沼奈々選手です。昨年は常に優勝争いをしながらあと一歩で優勝は逃しましたが最終日のスコアはツアー1位。今年こそ悲願の優勝を果たしてくれるでしょう。昨年オフからはSNSがバズったり、メディアへの露出も多くなり、ビジュアルやしぐさもかわいいといま一番注目されている女子プロゴルファーの一人です。
菅沼奈々選手
年齢:2000年2月10日生まれ 22歳
身長:158cm
出身;東京都
出身校:埼玉栄高
プロ転向:2018年
世界ランキング:90位
父親の影響もあり5歳でゴルフを始める。2021年にはシーズンを通して何度も優勝争うに加わり「日本女子プロ」で3位になるなどトップ10 4回 2022年には2位 2回 3位 3回などなんと12回もトップ10フィニッシュするなど一気に開花してきている。22年度はメルセデスランキング8位に躍進。
昨年ステップアップツアー5勝の大記録を打ち立てた桜井心那選手
昨年初参戦したステップアップツアーで史上最多5勝という記録をマークし賞金ランク1位になった桜井心那選手。今年は満を持してレギュラーツアーに参戦。きっとレギュラーでも大暴れすることは間違いないと感じます。同級生の川崎春花選手にぜひ続きたい。今年の日本女子プロ選手権は地元長崎のパサージュ琴海アイランドゴルフクラブなので、川崎春花選手に次いで地元での初メジャーなるか。
桜井心那選手
年齢:2004年2月13日生まれ 18歳
身長:166cm
出身;長崎県
出身校:長崎日大高
プロ転向:2022年
世界ランキング:133位
2021年-九州アマチュア女子選手権を優勝し同年プロテストに一発合格。23年ぶりの長崎出身の女子プロゴルフアー。同期にはすでにツアー優勝している川崎春花や尾関彩美悠など。
2022年-ECCレディスでプロ初優勝を飾ると、山陽新聞レディース/中国新聞ちゅーぴーレディースカップ/かねひで美やらびオープンと日台交流うどん県レディースと下部ツアー史上最多の5勝を挙げた。
レギュラーツアーでも北海道meijiカップで2位タイ。
2023年-台湾女子ツアーの開幕戦日立レディースクラシックでいきなり優勝。
プラチナ世代の筆頭格!今年こそ初優勝が待たれる安田祐香選手
筆者個人的にもアマチュア時代から応援させていただいている安田選手ですが、古江彩佳選手や西村優菜選手などと同級生でプラチナ(ミレニアム)世代を代表する選手です。アマ時代の戦績は世代ダントツ。プロ入り後まだ未勝利なのが信じられないですが今年こそ初優勝を期待したいです。
安田祐香選手
年齢:2000年12月24日生まれ 22歳
身長:163cm
出身;兵庫県
出身校:大手前大学
プロ転向:2019年
世界ランキング:ランク外
7歳でゴルフを始め多くのプロを輩出している坂田塾へ。
2017年-日本女子アマを16歳で制覇。
2019年-初めて開催されたオーガスタナショナル女子アマで3位
さらにアジアパシフィック女子アマで見事優勝し、メジャーのエビアン選手権でベストアマ獲得。AIG全英女子オープンでも予選通過するなど戦績は際立っている。
2019年-プロテスト合格で、20年からレギュラーツアー参戦するもいまだ優勝なし。
ちなみに、アメリカで活躍する古江彩佳選手は滝川第二高校時代のクラスメイト。
妹千怜選手に続いて初優勝を目指す岩井明愛選手
ご存じ岩井ツインズの双子の姉。妹の千怜に優勝は先を越されたが自身も富士通レディースで2位となるなどメルセデスランキング40位で見事シード権を獲得しています。ツアーでも上位の飛距離を生かして今年は初優勝の可能性は高いです。
岩井明愛選手
年齢:2002年7月5日生まれ 21歳
身長:161cm
出身;埼玉県
出身校:武蔵丘短大
プロ転向:2021年
世界ランキング:ランク外
8歳でゴルフを始め、埼玉栄高校時代はコロナ禍で開催された全国高校選手権特別大会で団体優勝。高校3年時に日本女子オープンでは14位タイでローアマ獲得。
2021年6月-プロテストで妹・千怜とともに姉妹で見事合格しプロ入り。
2021年-ステップアップツアー山陽新聞レディースカップでプロ初優勝を飾った。
その直前のカストロールレディースでに妹・千怜も優勝しており、姉妹での2試合連続優勝はレギュラーツアーも含めての国内初の快挙となった。
2022年-富士通レディース2位などトップ10に5回入るなど初優勝はもうすぐ。
毎年安定感が出て着実に優勝に近づいている野澤真央選手
筆者は、野澤選手がステップアップツアーに出ている頃からずっと見ているので昨年の活躍はとても嬉しかったです。遅咲きではあるかもしれませんが着実にレベルアップしてきて2季連続のシード権を獲得し今年こそレギュラーでの初優勝を心待ちにしています。
野澤真央選手
年齢:1997年3月11日生まれ 25歳
身長:168cm
出身;愛知県
出身校:クラーク記念国際高
プロ転向:2015年
世界ランキング:ランク外
母がきっかけでゴルフを始め、10歳で坂田塾に入塾。
2014年-ナショナルチームに入り、翌15年プロテスト合格。QTで失敗し、16年からは主にステップアップツアーを転戦。
2017年-パナソニックオープンレディースなどステップアップで3勝を挙げる。
2021年-レギュラーツアーGMOレディースサマンサタバサで惜しくもプレーオフで敗れて初優勝を逃すも統合された20~21年シーズンで賞金ランク37位となり初シードを獲得。
2022年-ニッポンハムレディースで2位となるなどトップ10フィニッシュ4回と上位争いも多くなってきた。
まとめ
今回は初優勝が待たれる若手女子プロをご紹介しました。ほかにも紹介したい選手はたくさんいます。さらに若手プロの活躍に加えて小祝さくら選手を代表とする黄金世代はもちろん上田桃子選手や笠りつ子選手、青木瀬令奈選手などのベテラン勢との世代対決も楽しみです。また昨年は藤田さいき選手、金田久美子選手のように10年以上優勝から遠ざかっていた選手の涙の復活優勝もありました。今年もいろんなドラマを期待したいです。
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