会員制ゴルフ場の料金は本当に高い?実際の出費を公開

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ラウンド・ゴルフ場

結論:会員制ゴルフ場の料金は3〜4万円が標準、でも選び方次第で半額以下も可能!

先に結論からお伝えします。休日に会員制ゴルフ場でプレーすると、交通費込みで1日約3.5〜4万円が相場です。これはパブリックコースの約2〜3倍の金額になります。

ただし、この金額には「キャディ付き」「質の高いコース整備」「接客サービス」などの付加価値が含まれています。また、平日利用やビジター受け入れに寛容なコースを選べば、2万円前後に抑えることも十分可能です。

実は僕も初めて会員制コースに誘われた時、「会員じゃないし、高いんだろうな…」と不安でした。でも実際にラウンドしてみて、その金額に見合う価値があることを実感したんです。

今回は、実際に千葉県の会員制ゴルフ場でラウンドした際の料金内訳を詳しく解説しながら、料金体系の全体像をお伝えします。

1.会員制ゴルフ場の料金体系を徹底解説

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会員制ゴルフ場の料金は、大きく分けて以下の3つの要素で構成されています。

プレー代(グリーンフィ)の相場

会員制ゴルフ場のプレー代は、会員かビジターかで大きく異なります。

メンバー料金(会員)

  • 平日:8,000〜15,000円
  • 休日:12,000〜25,000円
  • 名門コース:20,000〜40,000円

ビジター料金(非会員)

  • 平日:15,000〜25,000円
  • 休日:25,000〜35,000円
  • 名門コース:30,000〜50,000円以上

メンバーとビジターでは料金体系が明確に分かれており、ビジター料金はメンバー料金の1.5〜2倍程度に設定されているのが一般的です。

実際に僕が利用した千葉県の会員制コースでは、休日のビジター料金がキャディ付きで29,800円でした。同じエリアのパブリックコースが10,000〜15,000円なので、確かに割高ではあります。

でも、グリーンのコンディションが素晴らしく、キャディさんのアドバイスも的確で、「これなら納得だな」と思える内容でした。特に接待ゴルフでは、クライアントに喜んでもらえる確率が高いですね。

年会費の実態

会員になる場合は年会費が必要で、安いゴルフ場で2万円台、高いところでは10万円以上のゴルフ場も増えています。

年会費の相場

  • リーズナブルなコース:2〜5万円
  • スタンダードなコース:5〜10万円
  • 名門・高級コース:10〜30万円
  • 超高級コース:千葉県のイーグルポイントは100万円

年会費には、コースのメンテナンス費用、クラブハウスの運営費、競技会の開催費などが含まれています。

年会費が高いコースほど、施設のクオリティや会員へのサービスが手厚い傾向にあります。ただし、大千葉、常陽のように「年会費なし」というゴルフ場も存在するので、選択肢は幅広いです。

預託金制度について

多くの会員制ゴルフ場は預託金会員制を採用しており、入会時に預託金を預け、退会時に返還される仕組みです。

預託金の相場

  • 一般的なコース:50〜300万円
  • 人気コース:300〜800万円
  • 超名門コース:1,000万円以上

2025年の関東圏のゴルフ会員権の平均価格は約292万円で、15年ぶりの高値水準となっています。コロナ禍以降、密を避けられるスポーツとして人気が再燃したことが背景にあります。

預託金は退会時に返還されるため、実質的な「投資」のような側面もあります。ただし、ゴルフ場の経営状況によっては返還されないリスクもあるので、購入前には財務状況の確認が必須です。

2.実際に会員制ゴルフ場でラウンドした時の出費内訳

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ここからは、実際に僕が横浜から千葉県の会員制ゴルフ場に行った時の料金を詳しく見ていきます。

総額39,260円の内訳を公開

1日の総出費

  • プレー代(キャディ付き):29,800円
  • 高速道路代(往復):4,960円
  • 昼食代:約4,000円
  • コンビニ等:500円
  • 合計:39,260円

プレー代29,800円の価値とは

このコースは千葉県内でも評判の良い会員制コースで、休日のビジター料金はキャディ付きで29,800円でした。

この金額に含まれるもの

  • 18ホールのグリーンフィ
  • プロキャディによる同伴サービス
  • 練習場使用料
  • ロッカー・風呂の利用
  • クラブハウス施設利用

正直、最初は「3万円近く!?」と驚きました。でも実際にラウンドしてみると、グリーンのコンディションが素晴らしく、フェアウェイもきれいに整備されていて、「これがプロが使うレベルか」と納得できました。

特に印象的だったのがキャディさんのサービス。ただグリーンを読むだけでなく、残り距離の計算、風の読み方、攻略ルートのアドバイスまで的確に教えてくれて、スコアも10打近く良くなりました。

パブリックコースなら10,000〜15,000円で回れるので、その差額約15,000円を「高い」と見るか「価値がある」と見るかは、その日の目的次第だと思います。

高速代4,960円は避けられない?

ルート:横浜青葉IC → 東京湾アクアライン → 木更津東IC

  • 片道:2,480円
  • 往復:4,960円

東京湾アクアラインを使えば、横浜から千葉の房総エリアまで約1時間で到着できます。首都高経由よりも渋滞が少なく、時間効率が圧倒的に良いです。

実はここで失敗談があります。初めてこのルートを使った時、ETC割引を知らずに通常料金で通ってしまい、往復で8,000円以上かかってしまいました。ETC割引なら往復で約5,000円なので、3,000円も損した計算です。

節約のポイント

  • ETCカードは必須(約40%割引)
  • 平日なら高速代がさらに安い場合も
  • 相乗りすれば1人あたり1,000円台に

昼食代4,000円は妥当?

会員制ゴルフ場の昼食は、コース設定されたレストランでいただくのが一般的です。

このコースでは中華料理がメインで、1品が1,500〜2,000円程度。ドリンクやデザートを含めると、1人4,000円前後になりました。

昼食代の内訳例

  • メイン料理:1,800円
  • サイドメニュー:900円
  • ソフトドリンク:500円
  • デザート:800円
  • 合計:4,000円

プレー代に昼食が含まれているコースもあるので、予約時に確認することをおすすめします。特に接待ゴルフの場合、食事代が別だと予算オーバーしやすいので要注意です。

3.会員制ゴルフ場とパブリックコースの料金比較

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ここでは、会員制ゴルフ場とパブリックコースの料金を具体的に比較してみます。

休日料金の比較表

項目 会員制(メンバー) 会員制(ビジター) パブリック
プレー代 15,000円 30,000円 12,000円
年会費(月割) 5,000円
昼食代 3,000円 4,000円 2,000円
月実質コスト 23,000円 34,000円 14,000円

平日料金ならさらにお得

平日にラウンドできる方なら、料金はぐっと抑えられます。

平日料金の目安

  • 会員制メンバー:8,000〜12,000円
  • 会員制ビジター:15,000〜20,000円
  • パブリック:6,000〜9,000円

僕が平日に同じコースを利用した時は、ビジター料金でも18,000円程度でした。休日より1万円以上安く、それでいて混雑も少なく、スムーズにラウンドできたので、正直「平日ゴルフ最高だな」と思いましたね。

年間何回行けば元が取れる?

会員権を購入すべきかどうか、計算してみましょう。

損益分岐点の計算例

  • 会員権購入費用:300万円
  • 年会費:6万円
  • メンバー料金(休日):15,000円
  • ビジター料金(休日):30,000円

1回あたりの差額 30,000円(ビジター) – 15,000円(メンバー) = 15,000円

年間回数別の計算

  • 年12回(月1回):差額18万円 → 約17年で元が取れる
  • 年24回(月2回):差額36万円 → 約9年で元が取れる
  • 年48回(週1回):差額72万円 → 約4.5年で元が取れる

土日休みで同じゴルフ場に行く頻度が高い人は、会員権を買えばトータルで見ると得になります。週1回ペースでラウンドする方なら、5年程度で元が取れる計算です。

4.会員制ゴルフ場の料金を抑える5つの裏技

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高額な会員制ゴルフ場でも、工夫次第で料金を抑えることができます。

1. ビジター優待デーを狙う

多くの会員制ゴルフ場では、月に数回「ビジター優待デー」を設けています。この日は通常より5,000〜10,000円安くプレーできることも。

僕も一度、偶然この日に予約が取れて、通常29,800円のコースを19,800円でプレーできたことがあります。1万円の差は大きいですよね。

2. 会員の同伴でラウンドする

会員の同伴があれば、ビジター料金が割引になるコースが多いです。割引率は10〜30%程度。

会社の先輩が会員だったので同伴してもらったら、3,000円安くなったことがあります。接待ゴルフなら、取引先の方に会員がいないか聞いてみるのも手です。

3. 午後スルー(ハーフラウンド)を利用

18ホール回らず、9ホールだけのハーフラウンドなら、料金は半額程度に。

初心者の友人を連れて行く時や、時間がない時には重宝します。午後スタートなら混雑も少なく、2時間程度でサクッと回れるのもメリットです。

4. シーズンオフを狙う

真夏や真冬のオフシーズンは、料金が大幅に下がります。特に1〜2月、7〜8月は通常の30〜50%オフになることも。

寒い時期や暑い時期が苦手でなければ、かなりお得にラウンドできます。僕は寒さに強いので、冬ゴルフを楽しんでいます。

5. 予約サイトのポイントを活用

ゴルフ予約サイト経由で予約すると、ポイント還元があります。楽天GORAなら楽天ポイント、GDOならGDOポイントが貯まり、次回の予約に使えます。

年間10回ラウンドすれば、数万円分のポイントが貯まることも。僕は楽天GORAを使っていて、年間約3万ポイント貯まっています。

5.接待ゴルフにおすすめの会員制ゴルフ場の選び方

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接待ゴルフで会員制コースを選ぶ際のポイントをお伝えします。

予算別おすすめタイプ

予算2〜3万円

  • 都心から1時間圏内
  • キャディなしセルフプレー
  • 昼食付きプラン

予算3〜4万円

  • キャディ付き
  • コース整備が行き届いている
  • クラブハウスの設備が充実

予算4万円以上

  • 名門コース
  • 格式あるクラブハウス
  • 接客サービスが一流

失敗しないコース選びのチェックポイント

接待ゴルフで失敗しないためのポイントは以下の通りです。

必ずチェックすべき項目

  1. アクセスの良さ:都心から1時間半以内
  2. コースの難易度:初心者でも楽しめる
  3. レストランの評判:食事の質が高い
  4. ロッカールームの清潔さ:古すぎない施設
  5. 口コミ評価:4.0以上が目安

以前、口コミをよく確認せずに予約して、施設が古くて残念だった経験があります。特にシャワールームが老朽化していて、接待相手に申し訳ない気持ちになりました。

予約前には必ず、GoogleマップやゴルフSNSの口コミをチェックすることをおすすめします。

関東エリアの人気会員制ゴルフ場

参考までに、関東エリアで接待に使える人気の会員制ゴルフ場をいくつかご紹介します。

千葉県

  • 袖ケ浦カンツリークラブ(https://www.sodegaura.or.jp/)
  • 千葉カントリークラブ(https://www.chibacountryclub.jp/)
  • 鷹之台カンツリー倶楽部(https://www.takanodai-cc.jp/)

神奈川県

  • 戸塚カントリー倶楽部(https://www.totsuka-cc.or.jp/)
  • 相模原ゴルフクラブ(https://www.sagamihara-gc.jp/)

埼玉県

  • 武蔵カントリークラブ(https://www.musashi-cc.or.jp/)
  • 大宮国際カントリークラブ(https://www.oomiyakokusai-cc.co.jp/)

これらのコースは、アクセスが良く、接待ゴルフに適した落ち着いた雰囲気があります。

6.家族旅行とゴルフを兼ねる場合の予算プラン

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家族旅行を兼ねてゴルフを楽しむ場合の予算計画についてもご紹介します。

1泊2日のモデルプラン

1日目

  • ゴルフ場でラウンド:30,000円
  • ホテル宿泊(1泊2名):20,000円
  • 夕食:10,000円
  • 小計:60,000円

2日目

  • 朝食:3,000円
  • 観光・レジャー:10,000円
  • 昼食:5,000円
  • 小計:18,000円

合計:約78,000円(2名)

ゴルフと旅行を兼ねると、1人あたり約4万円の予算になります。ただし、奥さんやお子さんがゴルフをしない場合、観光プランも組み込む必要があります。

ゴルフリゾートの選び方

ゴルフと旅行を兼ねる場合、リゾート型のゴルフ場がおすすめです。

おすすめポイント

  • 宿泊施設併設
  • 温泉やスパがある
  • 周辺に観光地がある
  • 家族向けアクティビティが充実

僕は以前、軽井沢のゴルフリゾートに家族で行きました。僕がゴルフを楽しんでいる間、妻と子どもは温泉やアウトレットを楽しんでいて、お互いwin-winでしたね。

人気のゴルフリゾートエリア

  • 軽井沢(長野県)
  • 那須(栃木県)
  • 房総(千葉県)
  • 伊豆(静岡県)

これらのエリアなら、ゴルフ以外の楽しみも充実しています。

7.2025年の会員制ゴルフ場料金トレンド

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最後に、最新の料金トレンドについてお伝えします。

会員権相場の高騰が続く

コロナ禍以降、密を避けられるスポーツとしてゴルフが人気を集め、会員権の需要が高まっています。2025年8月時点で、関東圏の会員権平均価格は約292万円となっています。

価格帯別のトレンド

  • 高価格帯(500万円以上):さらに上昇傾向
  • 中価格帯(300〜500万円):横ばい
  • 低価格帯(300万円未満):やや下落

富裕層を中心に、より質の高いコースへの需要が高まっているようです。

ビジター料金の値上げ傾向

会員権相場の上昇に伴い、ビジター料金も上昇傾向にあります。

2023年と2025年の比較

  • 2023年:平均27,000円
  • 2025年:平均30,000円
  • 上昇率:約11%

インフレや人件費の上昇も影響していると考えられます。今後もこの傾向は続きそうです。

キャディ不足問題

ゴルフ業界では、キャディの確保が切実な問題となっています。団塊の世代のキャディが引退する一方、若い世代のキャディが増えないため、キャディ付きプレーの料金が上昇する可能性があります。

将来的には、キャディなしのセルフプレーがさらに主流になるかもしれません。

まとめ:会員制ゴルフ場の料金は高いが価値はある

会員制ゴルフ場の料金は、確かにパブリックコースと比べると高額です。休日のビジター料金で3〜4万円、交通費や食事を含めると4万円前後が相場です。

しかし、その金額には以下のような価値が含まれています。

会員制ゴルフ場の価値

  1. 質の高いコースメンテナンス
  2. プロキャディによる的確なサポート
  3. 一流の接客サービス
  4. 落ち着いた雰囲気と格式
  5. ビジネスや交友関係の広がり

接待ゴルフや大切な仲間とのラウンドには、会員制ゴルフ場の特別な体験が活きてきます。

一方で、工夫次第で料金を抑えることも十分可能です。優待デーの利用、会員同伴、平日プレー、オフシーズンの活用など、賢く選べば2万円台でもラウンドできます。

ゴルフは一生楽しめるスポーツです。予算と目的に応じて、パブリックコースと会員制コースを使い分けながら、充実したゴルフライフを送ってください。

この記事が、あなたの次のゴルフ場選びの参考になれば幸いです。良いラウンドを!

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