アプローチ基本の打ち方|グリーン周りで失敗しないクラブ選び

ゴルフミスショット

ゴルフスイング

アプローチが上手い人すなわちゴルフが上手い人と言っていいです。

ゴルフコースでの、グリーン周りの正確なショットをアプローチと言います。このアプローチショットは正確性とピンへどれだけ寄せることができるかを求められ、同時に、それは他のミスショットをリカバリーできる重要な場面でもあります。

アプローチの基本の打ち方と、ボールがピタッと止まる打ち方のポイントを含めて解説をしていきます。

ゴルフのアプローチが苦手な方に共通しているのは、正確なショットやボールコントロールに苦手意識がある方、またはバンカーが苦手な方が多いのではないでしょうか。

アプローチに自信が持てるように正しいやり方を理解して効率よくレベルアップしていきましょう。

1.アプローチの失敗しないクラブの選び方

アプローチの基本的な打ち方を紹介する前に、正確なクラブ選びを解説する必要があります。

クラブ選びを間違えるとアプローチが失敗してしまうからです。

ゴルフのアプローチに使うクラブは数が多いので、どう選ぶのが正解なのかをゴルフ初心者でも理解でいるように解説をしていきます。

まずはアプローチの状況とピンまでの距離を確認します。

ピンまでの距離を確認する

アプローチショットを打つ前に、ピンまでの距離をできるだけ正確に把握します。ピンまでに距離が近いのか・遠いのかはクラブ選びの基準になります。

状況 クラブ 思考
ピンが近くてボールが転がりやすい PW・サンド系 ボールを高く打ち上げずに、着地後のラン(転がり)で寄せたい
ピンが遠くてボールを止めたい LW ピンに対して高い弾道でボールを打って着地後転がりを抑えたい
バンカーショット SW バンカーではサンドウェッジを選べば◎
グリーンの傾斜からのショット PW・9番アイアン 傾斜からピンに対してどんアプローチショットを打ちたいかを考えてクラブを選びます

ランが使えるかどうか

グリーンの形状を確認してください。ランが使える場合は、それを最優先にしてクラブ選択をしてください。ランが使えるということは、途中にバンカーや障害物、深いラフがないかを確認してランで攻めることが難しい場合はその状況に合わせたクラブを洗濯していきましょう。

キャリーラン

例えば、次項のグリーン周りで番号のところにボールがあった時、自分はどのクラブを持って打つべきなのかなどをイメージトレーニングしてください。わからないときはゴルフ仲間と答え合わせなどをするのに使ってみてください。

approach shot例

  • ①|ピンまで20ヤードのショートサイドラフ2.88ショットが目安。最も難しい場所
  • ②|ピンまで15ヤードのバンカーショット2.87ショットが目安。
  • ③|ピンまで24ヤードのラフ、2.76ショットが目安。
  • ④|ピンまで22ヤードのフェアウェイ、2.65ショットが目安。
  • ⑤|ピンまで9ヤードのラフ、2.46ショットが目安。
  • ⑥|ピンまで70フィートのグリーン2.44パットが目安。
  • ⑦|ピンまで40フィートのグリーン2.22パットが目安。
  • ⑧|ピンまで10フィートのグリーン1.81パットが目安。最も簡単な場所

自分が得意なアプローチショットがどこなのかもぜひ探してみてください。

ピンに対してボールをどのように転がしたいか

ピンの位置を確認してください。ピンの前方にボールがあるのか、それともピンの奥にボールがあるのか、そしてピンに対してボールをどう転がしたいのかを決めてください。

一か八かのミラクルショットより、確実なアプローチを選ぶ

アプローチショットで失敗して大叩きしてしまう原因として、奇跡的なミラクルショットを狙ってしまった末路です。これはゴルフの経験値が浅い方こそ考えがちなのですが、普段一度も成功したことのないキャリーとランを当日の運任せをするとほぼ大失敗します。

どんなアプローチの状況だったとしても、当日自分が持ち得る実力でグリーンに確実に乗せてピンに確実に近づけられるアプローチショットだけを選択してください。

障害物があるかないか

バンカーや池、深いラフがある場合は、これらを避けるために最適なクラブを選んでください。

クラブ選びを正確にできない人は結構多いです。経験値が必要になってきますが、自分の考えで正解を出せるように頑張りましょう!

2.アプローチの基本的な打ち方

アプローチショットの打ち方は4種類あります。

ピッチエンドラン・ピッチショット・ランニング・ロブショット。ロブショットはあまり使わないとされているので、ピッチエンドラン・ピッチショット・ランニングの3種類をアプローチショットの基本的な打ち方と言われています。

ピッチショット

ピッチショットはボールを上げて転がしたい時のアプローチショット。短い距離をピンに対してこう弾道で飛ばすショットで、ボールが着地後転がりを最小限に抑えてピンの近くにボールをとめるショットです。

ピッチショット

グリーン周りのピンに対して距離が短い時や、障害物やバンカーを避けるために高い弾道を打ちたい時などに打つアプローチショットです。ピッチングウェッジ(PW)・アプローチウェッジ(AW)を使って打つのが一般的ですがたまにウェッジを選ぶ人もいます。

ピッチエンドラン

ピッチエンドランはボールを上げて転がしたい時のアプローチショットでピッチショットにランが加わったショットです。

Golf course green

ピッチエンドランは、短い距離をボールを低い弾道で打ち、着地後に転がりを活かすアプローチショットです。ピンに対してボールを転がして寄せることが目的のショットです。グリーン周りで、ピンに対して距離が短い場合に打ってください。ピッチングウェッジ(PW)ヤアプローチウェッジでのショットが難しい場合アイアンを使って打つことがあります。

ランニング

ランニングとは、ボールを転がして寄せるアプローチショットです。

ランニングアプローチ

ランニングショットは、ボールを低い弾道で打ち着地後の転がりをかなり活かすショットです。ボールはすぐに着地しそこから長いランで転がるのが特徴です。グリーンまでのフェアウェイが平坦で、ボールが転がりやすいところ、またはグリーンが硬く高い弾道だと止まりにくい場面で撃たれるアプローチショットです。

アイアンは通常9番アイアンやピッチングウェッジよりも低い番手で打つのが一般的です。

ロブショット

ロブショットとは、ボールを高く寄せて寄せるアプローチショットですが、ツアープロでもなかなか使わないショットです。

ロブショット

ロブショットは、とても高い弾道でボールを打ち上げ、着地後にすぐに転がりを抑えるのが特徴のショットです。ピンまでの距離を短くすることが目標で、ボールが急激に上がり、着地後に転がりが短いのが特徴です。

ピンまでの距離が短く、ボールをすぐに止めたい時やバンカーや障害物を避けるための高い弾道が必要な時、またはグリーンが柔らかくボールが転がりやすすぎる時におすすめです。

一般的にロブウェッジ(LW)を使用します。ですが、ツアープロも1回のラウンドで1打か0打かぐらいあまり打つチャンスはないようです。全く練習をしないというわけではありませんが、なかなか打たないと言われるアプローチショットです。

3.アプローチの打ち分けはスピンのコントロール

ゴルフのアプローチショットは少しでも簡単にするために、打ち分けの一つとしてゴルフボールのスピンのコントロールがあります。

ゴルフボールのスピンコントロールによってボールの着地後の動きや転がりを狙って操ることへつながりますよね。ゴルフボールのスピンは3種類あります。

バックスピン(ピタッと止まる)

バックスピンとは、ボールを後ろ方向へ回転をかけることで、ボールが着地後にバウンスせずにピタッと止まる効果を狙えます。ピッチングウェッジやロブウェッジでのショットがバックスピンをかけやすいです。

クラブフェースをオープン(開いた状態)にすると、バックスピンがかかりやすくなります。

トップスピン(転がし)

トップスピンとは、ボールの前方向きの回転をかけ、着地後に転がりやすくする効果があります。ピッチングウェッジやアイアンでの低いバウンスのショットがトップスピンをかけやすいです。

クラブフェースをクローズ(閉じた状態)にすると、トップスピンやドローボールになります。

サイドスピン(左右に曲がる)

サイトスピンとは、ボールを横向きに回転をさせて、左右に曲がりやすくする効果を狙えます。オープンまたはクローズなクラブフェースやスイングパスの変更によってサイドスピンをかけることができます。

ゴルフボールにスピンをかけるためには、クラブのフェースの角度が重要です。クラブフェースをオープン(開いた状態)にすると、バックスピンがかかりやすくなります。クラブフェースをクローズ(閉じた状態)にすると、トップスピンやドローボールになります。

※ドローボールとは、右利きのゴルファーにとって左に曲がるショットです。反対に左利きのゴルファーにとっては右に曲がるショットのことです。

クラブのロフト角にもスピンをかけるのに重要な要素です。ウェッジやロブウェッジなどのクラブはロフト角が高いためスピンがかかりやすく、反対にロフト角が低いクラブはスピンがかかりにくいです。

4.アプローチの「ざっくり」とはダフリのこと

ゴルフのアプローチショットで「ザックリ」と呼ばれているショットがあります。

このザックリとは、ボールがミートせずに手前の地面にクラブが刺さって叩いてしまう失敗ショットのことです。ヘッドが地面いザックリと刺さるような行動からそのように呼ばれています。

ボールに対してヘッドの入射角が上から打ちすぎるためによく起こり。「ボールの軌道をあげたい」という強い気持ちから起こってしまうのです。

このザックリを簡単に防ぐにはボールの左半球だけを、スタンス時の時から意識することで、防ぐことができますので、ザックリの沼から抜け出せない時、試してください。

まとめ

ゴルフのアプローチは非常に細かく奥が深いので、アプローチを練習することはドライバーを練習するよりも消費カロリーが高い気がします。アプローチがいろいろなところで分析されているというのはそれほどゴルフプレーに対して基礎となるスキルだからと言えます。アプローチは苦手だけれど、ゴルフがうまいという人は、なかなかいないのが答えです。

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