練習場ではうまく打てるのにコースに出るとミスばかり、特にドライバーで飛ばせそうなコースに限ってミスショットを連発してしまうもんです。
原因の一つとして「力み」があります。『飛ばしたい』『緊張する』という精神面から力でクラブを支配してしまい、結果、クラブ本来の最大出力を引き出すことに失敗してしまうのです。
確実に「力み」を取る方法を動画を使って解説していきます。意識的に力みをとることができれば、プレーに安定性が追加されます。
目次
1.アドレス時の『力み』を取る方法
アドレスから力んでしまう場合があります。自覚することがとても難しいので、アドレスに入る前、もしくは練習の際に力みからしっかり体を開放していきましょう。
①先に力んでおく
力みを取るための最初のポイントは先に力んでしまうことです。
アドレスの際にグリップを力いっぱい握りましょう。先にグーッと握って、フッと脱力してからスイングを始めると自然と力まずにスイングを始めることができます。
人はずっと力を入れていることはできませんから、体の作用を利用した力みの取り方で時間もかからないのでラウンド中でもひっそりできる方法です。
②下半身に『力み』を逃す
ゴルフで力みやすい箇所といえば、腕・肩・掌と上半身にでやすいと言われています。なぜなら意識が上半身に集中していることがほとんどだからです。
握り方や、スイングフォームのことを考えているのでどうしても上半身に集中し力が入ってしまいます。そこをあえて、下半身に力を入れる意識を高めると上半身の力みを上手に取ることができます。
③深呼吸をして体幹に『力み』を集中させる
アドレス直前に深呼吸をして体幹を意識すると、力みがほぐれやすいです。鼻から大きく息を吸って細く長く息を吐きだして、息を吐ききった際にお腹に力が入っている状態になります。
その状態を意識したままアドレスに入ると上半身に無駄な力が入っていない状態でスイングを開始することができるようになります。
2.スイング時の『力み』を取る方法
スイングに入った瞬間に力んでしまうことはよくあります。スイングのバランスを崩しミスショットしてしまう大きな要因です。スイング時の力みを取る方法を知っておくだけで精神的にも安心しますので是非参考にしてみてください。
①クラブを棒だと思って全力で素振りする
手でクラブをあげている場合スピードが出ません。バックスイングのあげ方は悩まず、体を使ってあげていきます。動画で実践解説しているのでまずはみていきましょう。
100%のパフォーマンスを120％引き出しボールに伝えるスイング方法｜1分15秒からの動画
腕で振ってしまっていることは自分ではなかなか気づけません。クラブに逆らっていないバックスイングを覚えると安定したスイングを身に付けることができます。
②シャフトが紐だとイメージして素振りする
スイングに力みがあると、クラブを力で支配して打っています。これだとクラブの道具としての力を最大限活かすことができません。
まずは、クラブのシャフトを紐だと思ってスイングしていきましょう。次項の動画の解説がかなりわかりやすいのでまずはみていきましょう。
【ハンドファースト初心者必見！】知っているだけで上達するハンドファースト基礎練習法/3分50秒から再生されます。
腕の力でクラブを支配しているので、どんなに素振りをしてもボールへのアクションが制限されてしまうのがよくわかります。
シャフトを紐だとイメージすることで一気に腕の力を抜くことができました。腕の力をしっかり抜けば、体幹を使ってスイングをせざるおえません。体幹がしっかり使えていれば、ヘッドが下りてくるインパクトの瞬間がスピードの最大に持って行く可能性が出てきます。
しっかりとクラブヘッドの重量を意識することで安定したスイングができるようになるはずです。
③握り方を修正する
握り方を変えるだけで力みを改善できます。慣れない握り方をすることで力がうまくいれない状況を自ら作り出すのです。
握り方はいくつかパターンを知っておくといいです。
はじめは、『こんなに柔らかく握って大丈夫なの』という感覚になりますが、その感覚のグリッププレッシャーが適切になったりします。
まとめ
ゴルフスイングでは誰でも力んでしまいます。だからゴルフをするすべての人は『力みを取る方法』を理解することが必要になってきます。１番の難点は「自覚をなかなか持てないこと」力んでしまうことを自覚することがかなり難しい点です。客観的にスイングを分析できる視野を常に持ちましょう。
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