ゴルフの打ちっ放し練習場へほとんど行っていないのにメキメキ上達する人って実際いるんですよ。
それはシンプルに正しい練習方法が積めているからなんです。
この記事では、ゴルフ打ちっ放し練習場での正しい練習方法を解説していきます。
ゴルフがなかなか上達しない時、一生懸命打ちっ放しへ行っている時間を効率よく使えるようになります。
1.初心者さんが打ちっぱなしでスイング前にやること
最速でゴルフを上達させる練習方法として初めにやることをリスト化しましたので解説していきます。スイング前にまず確認することは次項の4つです。
- 肩周りのストレッチ
- グリップの持ち方を確認
- アドレス
- ボールの位置
肩周りのストレッチ
スイング前のストレッチは必ず行って下さい。
プロアスリート全員が必ず行っているんですが見返りが大きいからなんです。
スイングの軌道域を広げ硬くなった筋肉をほぐすので最大限の力をクラブやボールへ伝達できるようになりメリットしかありません。
肩周りのストレッチをするのとしないとではスイングの仕上がりに差が必ず出ます。
グリップの持ち方を確認
スイング前にグリップの持ち方を確認しましょう。無意識に握っている方は勿体無いです。
一球一球ボールを打つたびにグリップが正しく握れているかも再確認していきます。
これもプロゴフファー全員が必ず行っていることで理由は、一球打つたびにグリップ位置がずれてしまうからです。
それぐらいのパワーがゴルフのスイングには使われます。
足の幅とボールの位置を確認
アドレスとは、クラブをボールに向けてセットアップする姿勢のポジションのことです。
正しいアドレスは、スイングの基盤でボールを正確に打つために重要な要素です。
スタンスの幅は、クラブによっても異なりますが、一般的には肩幅からワイドになることがあります。
ボール位置は、アイアンの場合は中央に、ドライバーの場合は左足寄りに配置をしましょう。
腕はリラックスさせつつ、クラブをボールに向けてホバします。この時腕とクラブは地面と並行になっているか確認して下さい。
最後にボールに対しての目線は、ボールの裏側に向けましょう。
2.ゴルフスイングの流れ
ゴルフのスイング動作は、正確で一貫性のあるショットを打つために非常に重要です。
ですが、スイングは複雑な動作なので、ほとんどのゴルファーがスイングの動きを改善し続け流ことになります。初心者の方はゴルフスイングの基本的な流れを理解した後に微調節をしていきましょう。
- アドレス
- バックスイング
- トップ
- ダウンスイング
- インパクト
- フォロースルー
アドレス(セットアップ)
ボールを打ちたい目標に対して正確に配置をします。
足の幅を決めたら、クラブのグリップを握り膝と腰を曲げて身体を前傾します。
バックスイング(後方への振りかぶり)
クラブを地面に並行に振り上げる動作です。腕や手首を使ってクラブを振りかぶり、肩を回転させクラブを振りかぶります。
この時膝や腰の角度は保ちながらバックスイングをします。
ダウンスイング(下方へのスイング)
クラブを制御しながらダウンスイングを開始します。
腰から先に回転させて、その後に肩や腕を使ってボールに向けてクラブを振り下ろします。
インパクト
ボールとの接触時にクラブヘッドは地面を打つ前にボールに当たります。
この時体重は前の脚に移り手首を返してしっかりとしたインパクトを作るイメージをして下さい。
フォロースルー(フォローの動作)
インパクト後のスイングは逆になりクラブはフォロースルーと呼ばれる後方への動きをします。
これをフォロースルー言い、フォロースルーは全身のバランスを保ちながらクラブを安定した位置まで売り抜くことが重要です。
フィニッシュは強制的なポーズではなく、リラックスした状態であるべきなので、自然なポーズでフィニッシュすることでスイングが流れるように感じられさらに疲労を軽減することができます。
フィニッシュはスイングの最後の瞬間なので、しっかりとしたバランスとポジティブな姿勢をキープすることで良いスイングが作られます。
フィニッシュ時の感覚を覚えておくことで上達へ近づくことが出来ます。
3.初心者におすすめの打ちっぱなしで上達する6つのポイント
ゴルフの打ちっぱなし練習上ではできることが限られていきます。
効率的な正しい練習法を行って上達に濃厚な道を歩んでいきましょう。
打ちっぱなし練習場のボールは特殊であることを理解する
打ちっぱなし練習場のボールは実は打ちっ放し専用のボールなので、元々飛びにくいボールです。
プロが使用している1球400円以上のボールとは打感がまるで違うので慣れてくると気づくと思います。
練習場専用のボールの特徴は、内部構造がワンピースでできていて本番で使用するボールとは雲泥のさがあります。
なのでこの内部構造がワンピースのボールを何百発打ってもなかなか上達するのは誰でも難しいです。
ワンピースボールの特徴 |
コースボールに比べ、 |
スピン量も少ない | アイアンの弾道も低めになり、 また曲がりも抑えられます。 |
打ちっぱなし練習場のボールを打つと、まるで打感が変わってしまうのでスイングフォームも改善できない、上手くいっていたスイングが崩れてしまうきっかけになりかねないのです。
打ちっぱなしで飛ばしたボールに期待せずにしっかりとスイング動作ひとつひとつに集中していくのが上達の鍵です。
打ちっぱなしで数は打たない
打ちっぱなしでは数ばかり打たないことは重要な視点です。
どうしても打ちっぱなしへ行くと何球も真面目に打ちたくなりますが、たくさん打っても上達はしないんです。
先ほど言ったように打ちっぱなし練習場のボールは柔らかい、軽い、飛ばない、上がらないボールなので、無理に飛ばそうとしたり、上げようとすることで変なクセがついたり、フォームを崩します。
ですから1日200発も300発も打つことはおすすめしません。
重要なのはスイングフォームの確認
打ちっぱなし練習場で、最も重視すべきことはスイングフォームの確認なのです。
PGAゴルファーの真髄としては、何十球、どんな環境であっても数cmとも狂わないショットを精密機械のように打てて、わずかな誤差でコントロールができることがプレー結果に結びつくのです。
毎回違うフォームで打っているうちは上達の前に基盤のフォームを身体に覚えさせて行くことが最大限成果の出る練習方法です。
とは言えボールを打たないと面白くない。
それもわかります。
フォームを確認しながら同じ弾道のボールを打てるかどうか。
あくまで確立されたフォームありきで打ちましょう。
練習場でもコースと同じ
練習場でドライバーばかり気持ちよく打っている人をよく見かけます。
おすすめとしては、例えば次のラウンド前の調整では、18ホールを周ることをイメージして、ドライバーからアイアン、ウェッジまで毎回クラブを替えて、ラウンドする感覚で50球ほど練習することで、大変効果的です。
(各ホールを想定(例:386YPAR4とか)各ショットの結果(方向性や飛び)を見て、次のクラブを選んで実際に18ホール繰り返す)
ウェッジ練習がおすすめ
打ちっぱなし練習場のボールにあるワンピースで回転しにくい特徴のボールは、ウェッジとの相性がいいです。
理由はウェッジのヘッドが重い事にあります。
ヘッドが重いウェッジは打ちっぱなし練習場専用ボールであっても実際のように飛びので練習するのにおすすめです。
漠然と打ち続けない
自動ティアップの練習場ではポンポンと続けて打てますが、これも意味がありません。
一打一打大事にルーティンをとって、狙いをしっかり決めて打ちスイングフォームを確立していくことに重点をおきましょう。
ボールを次々何も考えず打つのは面白いですがただの運動になってしまうのです。
4.今よりも1段階上達したい時
筆者も休みの日に車を出して寒い中ボールを打ってましたが、今思うと効率の悪い練習をしていたことに気づけました。
同じような経験をしている方に、確実に上達するおすすめの練習法を紹介しておきます。
好みの問題もあるのでぜひ自分にあった練習法を選んでください。
有料の個人レッスンを受ける
基礎をしっかり固めて確実に上達したい方はレッスンプロに習ってください。
レッスンプロとは
現在PGAが認定しているプロゴルファー資格には、「トーナメントプレーヤー(TP)」、「ティーチングプロ(TCP)」の2種類あります。そのティーチングプロA級の方に教わるのがおすすめです。
「さ!ゴルフはじめよ!」って、全くの未経験者がレッスンプロのところに行くのはハードルが高いと感じると思います。(自分もそうでした)
ですが、結局はそれが無駄な出費と時間を招くのです。
「実力でどこまでできるか試してみたい」というスポーツ経験者もいると思いますが、上達しないと面白くありませんし変な癖が付いてしまうリスクも覚悟しましょう。
ティーチングプロはだいたいマンツーマンで教えてくれます。
通いやすさや教え方の選り好みもあると思うのでしっかり選んでいきましょう。
確実にゴルフスキルが上達するしどんどん楽しくなります。
ボールを打たない練習
レッスンプロに習えば上達するのはわかっているが、そんなに出費をかけられない!という人もいますよね。
育児や家事、仕事をこなしながらゴルフ練習するのは金銭的にも時間的にも難しい!でもゴルフやめない!そんな方におすすめなのは、正しいスイングフォームの素振りを自宅で行う練習法です。
とてもシンプルですが重要なことはボールを打たないという点です。
ボールを打たないことで上達する理由はたくさんあります。
- ボールに気を取られてスイングフォームが崩れる
- ボールが見えていることでインパクトの調節を計ってしまいがち(フォームが崩れている)
- ボールばかりを見てフォームを忘れる
ボールを打つのが楽しすぎて、正しいスイングフォームかどうかがわかりにくくなってしまうんです。
ゴルフは数cmとも狂わないショットを何十発も繰り出せることが重要なのです。
正しいスイングフォームは素振りでないと身体で覚えることがなかなかできません。
自分にあったスイング練習器具を探して自宅で素振りを行いたまに打ちっ放しやラウンドに行くのがおすすめです。
自分のスイングを徹底的に分析する
ある程度スイングに自信が出てきたら、一度客観的に自分のスイングを分析してみて下さい。
スマホで撮影して自分で見るだけでもいいんです。
客観的に見ると必ず気づきがあります。これを定期的に行えるか行えないかでゴルフ上達には差がつきます。
最近は練習場にも、「REC CHECK GOLF」というミート率や飛距離、自分のフォーム画像を見られる機器を設置したり、もっと精度が高く高級な「TRACK MAN」という弾道測定器があるところも増えてきました。
出典:lynwoodgolf
こういうしっかり客観的なデータ機器を用いてレッスンを受けられるところを探すことも上達への近道です。
この記事の内容を理解した人だけが打ちっ放し練習場の使い方がガラリと変わります。
まとめ
もちろん打ちっ放しでボールを無心で打つのは楽しいしストレス解消にもなります。
気分転換や軽い運動では最高の場所ですのでぜひ上手に利用していきましょう!
筆者自身ここ数年は実はあまり練習場には行かず、フォームの確認やラウンド前の調整の意味合いが強く、50球ほど打って帰るだけのことが多くなりました。
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