アマチュアゴルファーの方は、ボールの高さを打ち分けるのを難しいことだと考えていませんか?実は低い球を打つのは、初心者でも簡単にできます。
なぜかというと、低い球を打てるかどうかはアドレスを変えるだけで7割決まるからです。
この記事では低い球を打つポイントを3つ解説して、練習方法や低い球を打つ状況についてもご紹介します。
3つのポイントは、どれも簡単にできる方法です。本記事を読んで少し練習すれば、次のラウンドからでも風に負けない低い球を打てるようになったり、スコアアップに役立たせたりできるようになります。ぜひ参考にしてください。
目次
1.ゴルフにおいて低い球を打つ状況はこんな時
では最後に低い球を打つべき状況についても説明します。その状況というのは、以下の4つになります。
- 風が強いとき
- 林の中に入ったとき
- 飛距離より方向性を重視するとき
- 打ち下ろしで打つとき
風が強いとき
1つ目は風が強いときです。低い球であれば、風の影響をかなり抑えることができます。風が強いときに高い球を打ってしまうと、風に押し戻されて飛距離が出なかったり、横に流されて林に突っ込んだりしてしまいます。
春先のコースでの春一番だったり、林間コースの上空では強い風が吹いたりすることもあります。それ以外でもゴルフに風は付き物ですので、風が強いときは低い球を打って安全にコースを回りましょう。
林の中に入ったとき
2つ目は、林の中に入ってしまったときです。葉っぱに当たらないよう出したいときや、枝の下を抜きたいときには、低い球が役立ちます。というのも、木の上の方には枝が密集しているため、高い球を打つと当たってしまう危険性があるからです。なので、林の中にボールがあるときは、低い球を打って枝の下を抜くようにしましょう。
使うクラブのおすすめは7番アイアンです。高すぎず低すぎない丁度いい高さのボールを打てるからです。これより番手が大きいと打球が低すぎて木の根っこに当たったり、番手が小さいと枝に当たったりしやすくなります。
飛距離より方向性を重視するとき
3つ目は、飛距離より方向性を重視して打ちたいときです。低い球は風の影響を受けにくくあまり曲がらないのに加え、振り幅が通常のスイングよりコンパクトなので狙った方向に打ちやすいからです。振り幅が小さいため飛距離は落ちますが、ボールを左右に散らしたくない場合は低い球を打ちましょう。
打ち下ろしで打つとき
4つ目は、打ち下ろしの状況で打つときです。ボールの滞空時間が長いので、曲がりが大きくなったり、風の影響を強く受けたりしてしまうからです。打ち下ろしでは低い球を打って方向性を安定させましょう。
打ち下ろしで高い球を打つメリットはあまりないです。飛距離に関しては通常のスイングで打った方が出るのではと思う方もいるかもしれません。しかし低い球の方がトータルの飛距離では上回ることも多いです。なぜかというと、風の影響で押し戻されないのに加えて、着地したときの角度が小さいためランも出るからです。
2.低い球の打ち方3つのポイント
低い球を打つときのポイントは、以下の3つだけです。
・ボールの置く位置を右足寄りにする
・グリップを短く持つ
・フォローを低くする
これはアイアンやドライバーなど関係なく、全てのクラブに適用できます。それでは順に解説していきます。それでは順に解説していきます。
ボールの置く位置を右足寄りにする
1つ目のポイントは、ボールの置く位置を右足寄りにすることです。ボールが通常よりも右寄りにあることで、当たるときのフェース面の角度が立ってきます。それによって、打ち出すボールの角度が低くなります。
ボールを右足の前まで寄せてしまうと打ちにくいので、右足の内側とボールとの間にすこし隙間ができるくらいの位置に置きましょう。通常の位置よりも、ボール2個分くらい右に寄せてください。このとき手の位置は変えないようにしましょう。
グリップを短く持つ
2つ目のポイントとして、グリップを短く持つようにしてください。そして短く持った分、ボールに近寄って立ちましょう。グリップを短く持って近くに立つことで、構えたときの前傾角度が深くなります。それによって、クラブが鋭角的に下りやすくなるので、当たるときの面が立ち弾道が低くなります。
フォローを低くする
3つ目のポイントとして、フォローが低くなるように打ちましょう。クラブ軌道が低くなって、当たるときの面の角度が立つので、低い球を打つことができます。
通常のスイングのように打った後クラブを振り上げてしまうと、ボールが高く上がりやすくなってしまいます。インパクトでスイングが終わるようなイメージで振ってみてください。そうすれば自然とフォローが低くなり、フィニッシュでの手の位置も下がるはずです。フルスイングの場合、打った後の手の位置が肩の高さくらいに収まるのが目安になります。
2.低い球を打つ練習方法
まずは、バックスイングで手が腰の高さに上がるくらいの振り幅から練習してください。慣れない動きは小さいスイングからはじめましょう。
前述した3つのポイントを意識して打ってみてください。通常のスイングで打ったときよりも、低い球が出るようになったらOKです。徐々にスイングを大きくしていきましょう。
また低い球を打つときに、どのくらいの飛距離が出るかを確認しておくのがおすすめです。飛距離を把握していた方が、コースで使いやすいからです。たとえばティーショットでボールが林の中にいってしまい、フェアウェイに出そうとするときなどに役立ちます。距離が不十分で林から出せなかったり、飛ばし過ぎてフェアウェイを超えてしまったりといったミスを防げるからです。
いきなりたくさんのクラブを練習するのは大変なので、低い球を打つ機会が多いものに絞った方がいいでしょう。おすすめは7番アイアンとドライバーです。これらで低い球を扱えるようになってから、他のクラブで練習してみてください。
まとめ
今回は「低い球の打ち方」について解説しました。本記事で紹介した3つのポイントを、もう一度確認しておきましょう。
- ボールの置く位置を右足寄りにする
- グリップを短く持つ
- フォローを低くする
通常よりボール2個分右に寄せて、グリップを短く持ち、インパクトでスイングが終わるように振ってみてください。簡単に低い球を打てるはずです。ぜひ試してみてください。
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