ゴルフを長くやっていると突然当たらなくなったりすることがあります。そんな時はクラブをどう上げて、どうやって振り下ろすのか???となってしまい、スイングが全然分からなくなる時があります。
特に、悩むのがバックスイングだったりします。さらに初心者の皆さんはバックスイングをどうやったらいいのか分からない人も多いでしょう。今回はバックスイングを鍛えるをテーマにまとめました。
目次
1.バックスイングとは
バックスイングとは広い意味では、スイングにおいてアドレスからトップまでクラブを振り上げる間、いわば右側半分(レフティは左側半分)ということが言えます。テイクバックとも呼ばれますが、ほぼ同じと考えればいいでしょう。
アマチュアが一番悩む、迷うのはこのバックスイングの始動をどうするか?何に注意して振り上げるのか?ということだと思いますがそれについても後(3.バックスイングの始動のコツ)で解説していきます。
2.バックスイングを鍛えると得られる7つのメリット
「バックスイング」「テイクバック」を鍛える、スムーズに行うことができれば
(多少、誇大広告気味、こじつけ感がありますが)
- スイングリズムが良くなる
- スイング軌道が安定する
- 方向性が良くなる
- 飛距離が伸びる
- 距離感も調整しやすくなる
- かっこいいスイングになる
- スコアアップできる
などのメリットが期待できます。ゴルをやっている人は理解できると思いますが、ゴルフスイングは一度始まってしまうとインパクトまで一瞬の動作であって、途中で止めることはとても難しいことなのでこのバックスイングを自信もってスムーズに行えることによるメリットは思った以上にあるとは思います。
3.バックスイング始動の正確な答えなど無い!
初心者やアマチュアゴルフアーがバックスイングで一番悩むのが、どうやって始動するか?何に注意しながらクラブを上げていくか?ということなのです。
①始動のきっかけは人それぞれ
バックスイング(テイクバック)をどこから動かすかについてですが、実は、何をきっかけに始めるのかはこれだ!!という正確な答えがありません。
昔からよく聞くのはアゴを少し後方へ動かしたり(チンバックと呼ばれます)、クラブヘッドを一度下に押すとか、おへそを意識する、などなどありますが、結論は人それぞれです。
- 大事なことは腕だけでヒョイと持ち上げたりせず、クラブの動きを邪魔しない
ということです。必ず、腰と肩を一緒に動かしながらグリップが体の正面から離れないように意識して下半身主導でバックスイングを始めてください。
②右腰までが最重要
バックスイングでは右腰(レフティは左腰)の位置までが一番重要です。ハーフウェイバックとも呼ばれるのですが、この位置でクラブフェースが真正面(スクエア)ないしやや下向き(シャット)になるようにします。
ここでフェースが上を向いてしまう(オープン)のはNGです。こうなるとトップからインパクトまでずっとフェースが開いてしまい、スライスの原因になるので正確なショットにはなりません。
③スピードは一定
バックスイングはゆっくり、ゆったりがおすすめですが、リズムは人それぞれなので自分に合うリズムで行えばいいです。大事なことはスピードを一定にすることです。バックスイングの途中でスピードが変わったり、スイングごとに違うなんてことでは安定したショットは望むべくもありません。
④オーバースイングに気を付ける
アマチュアに多いのがオーバースイングです。自分ではそんなに振り上げていないつもりでも多くの人はクラブヘッドがトップの位置で左肩(レフティは右肩)を越えてしまっていることがよくあります。
自分では止めているつもりでも、惰性でヘッドが自分のイメージより行き過ぎてしまうのが普通なので、イメージとしては右肩(レフティは左肩)の位置で止める、ぐらいのイメージでちょうどいいでしょう。
⑤前傾角度を維持する
実は私はアマチュアにはこれが一番難しいと感じているのですが、前傾角度をアドレスからインパクトまでずっと維持することです。前傾角度はゴルフスイング特有のものなので特に難しいのです。
皆さんも実感されていると思いますが、アドレスからトップへ「バックスイング」する過程でどうしても起き上がってしまう人が多いです。こうなるとインパクトにかけて振り遅れたり、ヘッドアップしたりするので、ダフッたりトップしたりで、ショットが安定しません。
前傾角度を維持することは強い体幹も必要で、そしてそれを18ホールずっと継続してスイングすることはかなりの体力、技術を要します。
4.バックスイングをスムーズにするためのドリル
最後に「バックスイング」をスムーズに行うためのドリルを2つご紹介します。
①フォローからスタートしてトップまでバックスイング
よくプロがショット前に素振りしているのを見たことがある人もいると思いますが、フォロー側へ一度振り出し、その勢いでトップまでバックスイングすることで、始動をあまり頭で考えずに「バックスイング」できます。これを繰り返すことで自然なバックスイングを覚えることができます。
②頭を壁につけたままシャドースイング
前傾角度を維持するためのドリルです。頭をつけたままシャドースイングします。クラブはいらないので家の中でもできます。また同様に腰を壁につけたままスイングします。前傾角度が維持できないと、頭も腰も壁から離れてしまいますので最後までくっついていることを意識して練習します。
まとめ
バックスイングおよびテイクバックはゴルフスイングにおいてあまり重要ではない、という人もいます。でも私が思うに、それはスイングが出来上がっている上級者やプロの言い分で、一般のアマチュアにとって一番悩んだり、苦労しているのがバックスイングだと思っています。バックスイングが自信をもってスムーズに行えればショットが安定することは間違いないので根気よく練習してください。
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