ビーチバンカーとは?攻略方法とビーチバンカーがあるゴルフ場

beach bunker

ゴルフ会員権の基礎知識

アマチュアゴルファーは概ね嫌いなバンカー。みんなバンカーにだけは入れたくないと思っていますよね。でも中にはラウンド中の癒しにもなってくれるバンカーもあります。それが「ビーチバンカー」です。

あまり聞きなれないバンカーかもしれませんし、どこにでもあるバンカーでもないので見たことないゴルファーもいるでしょう。この記事ではその「ビーチバンカー」についてまとめてみました。

1.ゴルフ場にあるビーチバンカーとは

「ビーチバンカー」というのは普通の砂のバンカーであるものの、主に池の周りに設けられたバンカーのことです。池を海に見立てて、砂浜のような風景に見えるので「ビーチバンカー」と呼んでいます。別名「渚バンカー」という人もいます。

beach bunker
画像出典:ザ・ロイヤル ゴルフクラブ公式サイト

「ビーチバンカー」はグリーン手前にある池のグリーンに近い部分をバンカーとしているものがほとんどです。
「ビーチバンカー」は白砂を使用しているものが多く池の青とバンカーの白のコントラストが景観的にも美しく、また戦略的にも効果的なものが多いです。

これは私の勝手な印象かもしれませんが、ティーイングエリアに立った時に見えるきれいな「ビーチバンカー」はいやだな、と思うよりどこか気持ちいい、ゴルフ場に来てよかったな、という気分になれるバンカーでもあるのです。

またバンカーの手前は遠浅になっているところも多く、バンカーまでボールが届かずとも浅瀬からウオーターショットが出来ることもあり、トーナメントでの演出効果も大きいものがあります。

2.ビーチバンカーの攻略方法

「ビーチバンカー」だからといって特別な打ち方をする必要はありません。普通のバンカーと同様エクスプロージョンショットすればOKです。ただし、ビーチバンカーは柔らかい白砂を使っているところが多いので、そういう場合は普段より少し強めにスイングしたほうがいい場合もあります。

3.日本にある代表的なビーチバンカー3選

日本にもいくつか「ビーチバンカー」がありますので有名どころを3コース厳選して紹介します。

①ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)

ABCゴルフ倶楽部公式サイトはこちら

ゴルファーなら「ビーチバンカー」と聞くとまず思い浮かぶコースではないでしょうか?毎年11月に行われる「マイナビABCチャンピオンシップ」を開催する「ABCゴルフ倶楽部」です。その有名な「ビーチバンカー」は最終18番PAR5のグリーン手前にあります。あの石川遼選手がセカンドがグリーンに届かずビーチバンカー手前の池から見事なウオーターショットでバーディ奪取しプロ転向後初優勝を決めたシーンほか、毎年勝負どころでこの「ビーチバンカー」がドラマを生みます。

②近鉄賢島カンツリークラブ(三重県)

次に紹介するのも「TOTOジャパンクラシック」はじめ数多くのトーナメントの舞台で有名な「ビーチバンカー」のある近鉄賢島カンツリークラブです。

beach bunker
画像出典:近鉄賢島カンツリークラブ公式サイト

近鉄賢島カンツリークラブ公式サイトはこちら

それは池越えの17番のPAR3にあります。とても美しいホールですがピン位置によってはもろにこの「ビーチバンカー」越えを狙うスリリングなショットになります。2006年の「ミズノクラシック」では宮里藍選手がウオーターショットをした記録もあります。

③ザ・ロイヤルゴルフクラブ(茨城県)

最後に紹介するのは8,000ヤードを超えるモンスターコース、茨城県の「ザ・ロイヤルゴルフクラブ」です。

beach bunker
画像出典:ザ・ロイヤルゴルフクラブ公式サイト

ザ・ロイヤルゴルフクラブ公式サイトはこちら

2016年に以前のコースを全面改造し新規オープンした新しいゴルフ場ですが「全英オープンへの道ミズノオープン」を数年開催していたコースなので知っている人も多いでしょう。このゴルフ場にはビーチバンカーがOUT,INにひとつずつあり美しい景観が楽しめます。

9番のPAR4はフェアウエイ左側に縦長の大きな池があり、セカンド地点にある珍しい「ビーチバンカー」です。さらに17番のPAR3はグリーン手前全面がバンカーでそこから右側へ池を取り囲むように広大な「ビーチバンカー」が配置されたホールとなっています。私の知る限り日本で一番美しく、かつ戦略性にあふれた「ビーチバンカー」を持つホールだと思います。

まとめ

「ビーチバンカー」について理解が深まったでしょうか?知っているコースに「ビーチバンカー」がある方やまだ一度も見たことない方々もぜひ「ビーチバンカー」を楽しんでみてはいかがでしょうか?
で、長年ゴルフをやっている私自身も経験はありませんが、もし可能であればプロになった気分でウオーターショットにも挑戦してみては、どうでしょうか?
(まあだいたい、失敗に終わりますがね)

コメント