どんなに理想的なショットが打ててもパットで3回4回打っているとスコアがどうも良くならないですよね。
スコアの4割をパットが占めると言われるほどパッティングはゴルフ上達において重要なスキルです。
スコアを上げるにはパッティングが重要だと気づいているそこのあなた。今回はパッティングに関するルールとスコアに対してのパット数の目安を初心者さんにもわかるようにまとめました。
1.ゴルフのパッティングとは
「パッティング」「パット」とよく耳にしますよね。これはどちらも同じ意味合いを持っています。
ゴルフ用語のパッティングとは、ゴルフボールをグリーン上で転がすアクション全体を言います。
パットとは、ゴルフボールをグリーン上の穴に向かって転がす特定のショットのことを言います。なので同じ意味だと思って大丈夫です。
パットはセンスではなく、技術とよく言われるほど感覚で打つよりもしっかりと戦略を立てて頭脳で打つことができるとかなり楽になります。
2.ゴルフのパッティングにまつわるルール
パッティングの中でもNGになってしまう打ち方があります。
意外に知らない人もいますのでまとめてみました。次項であげたパッティングをすると+2打罰となりますので「知らなかった」ではもったないと思います。
パターヘッド以外で打つはNG(+2打罰)
パターヘッド以外で打つことは+2打罰の違反です。
例えば、カップの淵ギリギリに止まったボールをグリップエンドでチョンとやってカップインするのは違反になります。(たまにやっている人がいますがダメです)
パターヘッドのフェースの裏で打つことはOKで、これはルールに違反しません。
パターヘッドの先っぽで打つのもOKです。
要するにパターヘッドのどこかで打つのはOK、それ以外はNGです。
パットとカップの延長線上を踏んで打つのはNG(+2打罰)
ボールとカップを結んだ延長線上を踏みながら打つことは違反です。カップを通り過ぎた先の延長線上を踏むこともNGです。
タップイン(すごく短いパット)をする時などに無意識にやってしまうことがあるかもしれないので注意してください。
テイクバックなしで押し出す打ち方はNG(+2打罰)
パターを打つときにテイクバックをせずに、アドレスでパターにボールをつけたまま押し出したり、かきこんだりする打ち方は違反となり+2打罰となります。
少しでもいいので必ずテイクバックをとって打つようにしましょう。
アンカリングはNG(+2打罰)でアームロックはOK
パッティングでアンカリングはNG対象で+2打罰ですがアームロックはOKとされています。
アンカリングとは、以前はプロ達もパッティングにおいて使用していたテクニックの一つで、胸や腹部といった体の一部を固定してクラブの素振りやパッティングの安定性を向上させるための方法です。
2016年までは使ってもOKだったアンカリングが規制された理由は、ゴルフの精神に反し伝統的なパッティングを損なう可能性があるからとされてました。
この規制によって当時、長尺・中尺パターを愛用していたアダムスコット選手はパターのスタイルを大きく変えなければならないことに陥るほど使用されていた方法でもあります。
勘違いされがちなのが、長尺・中尺パターと使ってはいけないと言うことではありませんのでご注意ください。
ピンフラッグを挿したままカップインしてOK(注意点あり)
ピンフラッグを挿したままカップインをしてもOKで、打罰はありません。実は以前は+2打罰のペナルティ規制されていましたが、2019年改正されました。
現在はピンフラッグを挿したままのプレーが推奨されている理由は、プレー時間の短縮が理由です。ピンフラッグを抜いても挿したままカップインをしてもどちらでもOKです。
一度決めたピンフラッグを勝手に抜くと+2打罰
ただし、注意点があります。一度ピンフラッグを挿したままストロークすることを決めた後、旗竿に当たりそうだから、と勝手に旗竿を抜いた場合は違反になります。
気を遣ってキャディが抜いたら自分が2打罰、同伴者が気を遣って抜いたらら同伴者が2打罰となってしまいます。
例えば、グリーン面が見えないような打ち上げのグリーンの地形の場合。ピンを挿したままだとホールアウトしたと思って後続組が打ち込んでくる危険もありますのでピンフラッグを挿したままにしておくか抜くかには結構考えて行ってください。
パットラインに触れてもOK
障害物を取り除くこと以外、パットラインに触れることは以前違反でしたが、現在はプレーに有利な改善をしない限りパットラインに触れることは問題ありません。
パットラインのスパイク跡を修復してOK
パットラインにある他人のスパイク跡を直すことはしてはいけないと規制されていましたが、現在はスパイク跡などの損傷を修復して良いことになりました。ただし、エアレーションなどグリーン管理作業の後は修復することができません。
ゴルフのパッティングに関するルールを紹介していきました。慎重なプレーを求められる局面であるからこそ規制も多いのですが、プレーファストをを主眼として変更されてきましたが、プレーをしているとそこまで時間短縮になっているか?とも感じます。
ゴルフのルールは時代と共に変更していくので今後も変わっていくと思います。
3.ラウンドのスコアと平均パット数の目安
スコアの4割はパッティングが占めています。それほどゴルフ上達には欠かせないのがパッティングのスキルです。
今回はスコア別のパット数の目安を考えてみました。パットのスキルが向上を目指す方の参考になれば嬉しいです。
ゴルフはじめたて|スコア120〜130台・パット数52〜48
ゴルフを始めたばかりの方は18ホールのコースで120〜130のスコア、パット数は48〜52ぐらいが目安です。
ゴルフを始めての方はパット数が40以上でも気にしないでプレーを楽しんでくださいね。
初級者|スコア110〜100台・パット数44〜40
ゴルフ歴1年以上で、そこまでスイングが確立できておらずクラブごとにスイングの打ち分けやボールの打ち出しの理解が課題の方で、100切りがまだできずスコアは110〜100台。そんな方はパットの目安は44〜40ぐらいが目安です。
18ホール中パット数が40となると、1ホールのパット数が2〜3回なんですよね。パット数が3回、4回からなかなか抜け出せない方は、ゴルフ上達の分かれ道になる段階だと思います。
パット練習を頑張るととても意味のある上達になるのでぜひ頑張って練習していきましょう!
中級者|スコア100台〜90台・パット数40〜36
ゴルフ歴が3年以上になると、ショートゲームの精度を理解していているので、コースのれん略やクラブの選び方などゴルフプレーの全体的な戦略ができるようになるのが今後の課題になっている方です。
スコアは100〜90台でパッと数40〜36が目安です。アプローチが上手な方というのがわかるパット数です。
上級者|スコア90〜80台・パット数36〜32
ゴルフ歴5年以上でスコアにそこまでこだわりがない方は、上級者です。スコアは90〜80台でパット数は36〜32が目安です。
初級者のパット数の目安が52〜48に対して上級者のパット数の目安は36〜32で、パット数の差は16です。
同じコースを回ってトータルパット数が16も減ることを考えるといかにパッティングがスコアに影響するのかが浮き彫りになりますよね。
まとめ
どうしても3パット打ってしまうという方は、自分のパッティングの何がよくないかがわからないですよね。パッティングが上手になった人がどう上達していったのか、次項の記事でかなり詳しく解説しているので具体的にはこちらを参考にしてみてください。
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