フィネスウェッジとは、アプローチショットの打ち方の名称で、タイガーウッズや松山プロなど、プロがよく取り入れいている打法の名称です。別名「アメリカンアプローチ」とも言われ、日本で主流の手首を固定した打法よりも距離感が掴みやすいアプローチだと注目されてきています。
今回は、フィネスウェッジが基本的なアプローチとはどう違うのかをご紹介していきます。
- アプローチが上手くいかない
- 力加減が難しくて飛びすぎてしまう
といった悩みのある方におすすめのショットなのでぜひ参考にしてみて下さい。
目次
1.フィネスウェッジと一般的なアプローチとの違い
フィネスウェッジを知らないという方も少なくないと思いますのではじめに、どんなアプローチショットなのかを解説しておきます。
日本語に訳すと柔らかいアプローチ「フィネス(=柔らかい)ウェッジ(=アプローチ)」とイメージしていただくとわかりやすいと思います。
【動画】ジャスティントーマスのラウンド前のウォームアップルーチン
1:00〜ウェッジのルーティンから再生されます。
特徴①フワッと弧を描く
フィネスウェッジは、本来のアプローチのようにインパクト後に手首を止め、ボールを斜め上へ飛ばすのではなく、ふわっと上に弧を描くようにボールを飛ばす打法です。
特徴②ボールにスピンがかかりやすい
一般的なアプローチはボールが着地後コロコロと転がっていくのに対し、フィネスウェッジはボールにスピンがかかるので、狙った場所にストンと落ちて止まります。そのため、距離感さえコントロールできれば、狙った場所にピンポイントにボールを運ぶことが可能です。
特徴③プロが実戦でよく使うが難易度が高い
フィネスウェッジには、前述したようなメリットが多いため、多くのプロが取り入れているのも納得ではないでしょうか。しかし、メリットが多い一方で、フィネスウェッジは難易度が高い打法です。次の項目では、その打ち方について説明していきます。
日本語字幕にしてみてください。
一見普通のアプローチに見えるのですがコントロールが印象的なショットが生まれます。
2.フィネスウェッジに挑戦してみよう
ボールの位置は両足の真ん中
フィネスウェッジと一般的なアプローチ法のスタンスの大きな違いは、立ち位置に対するボールの置く位置です。一般的なアプローチ法は、通常のスイングと同様、右足の延長線上にボールを置きます。一方、フィネスウェッジは両足の真ん中にボールを置きます。
フワッと持ち上がる起動
前者は、クラブを構えたときに、リーディングウェッジが地面に刺さるような角度になりますが、フィネスウェッジのスタンスの場合、シャフトがボールに対して垂直になり、ヘッドの裏にあるバウンス部分が接地している状態になります。
そして、この状態でスイングすると、ウェッジがボールをすくい上げ、上にふわっと持ち上がるのです。
スイングフォームは、腕の力を抜き、インパクト後は利き手の手首をリリースするようなイメージでスイングすると、よりボールをふわっとすくい上げやすくなります。
力加減を覚えるまで練習してみてください
フィネスウェッジをする時のちょっとしたコツとして、左足(左利きの人は右足)を少し外側に開いて立つことをおすすめします。そうすることで、スタンスが安定し、力加減もしやすくなります。
フィネスウェッジのスイングは力加減が難しいので、何度も練習を繰り返す必要があります。しかし、習得さえすれば、狙ったピンポイントの場所や、カップの近くに飛ばせることができるようになるので、好スコアも狙いやすくなりますよ!
まとめ
ピンショットやドライバーがせっかく上手くいっても、グリーン周りでつまづく人も多いはず。練習場でもアプローチの練習をする人は少ないかもしれません。今回ご紹介したフィネスウェッジは、難易度の高い打法ではありますが、習得さえすればグリーン周りでのプレーがとても楽になります。ぜひ参考にしてみてください。
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